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2007.4.4(水)更新  美・博ピックアップ
美・博ピックアップ
生き物が注目を浴びた時代

府中市美術館
「動物絵画の100年 1751−1850」
 江戸時代は、ラクダや象といった珍しい動物や新しい画法が外国からもたらされ、さまざまな「動物を主役にする」絵画が盛んに描かれるようになった。動物に感情を投影する、奇抜な筆づかいで描く、写実的に表現する−−。浮世絵師や御用絵師、洋風画家などが、個性豊かな表現を追求した。今展は、18世紀後半から19世紀前半に描かれた約80点を紹介。多彩な魅力あふれる動物絵画の時代に迫る。(4月22日まで)

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山路探定「かんむり鳩図」、1788年、仙台市博物館蔵。

長沢芦雪「若竹に蛙図」、1781〜89年ごろ。カエルが何かを考えているかのようだ。

 土方稲嶺「群鶴図」、天明・寛政年間(1781〜1801年)

 江戸時代前期までは、狩野派に代表されるように、筆の運びや構図などが定型化された伝統技法の中で、絵画の美が追求されてきた。しかし後期に差しかかり、オランダや中国を通して写実的な画法が持ち込まれると、次第に「本物のように描く」新しい技法を取り入れた画家が出てくる。

 海辺にたたずむタンチョウヅルやマナヅルの体は、真っ白ではなく、やや黒ずんだり赤みがかったりした白で描かれている。細密に描き込む部分とそうでない部分の変化をつけて、見たままを忠実に表現しようとしたとうかがえる。

(2007年4月4日、朝日新聞マリオン欄掲載記事から。商品価格、営業時間など、すべての情報は掲載時点のものです。ご利用の際は改めてご確認ください)

 

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