懸賞サイトは朝日マリオン・コム-懸賞 プレゼント、懸賞 応募、懸賞 旅行
2007.8.15(水)更新  美・博ピックアップ
美・博ピックアップ
新たな視点で問う「美」


横浜美術館
「森村泰昌――美の教室、静聴せよ」
 西洋美術史上の名画や映画女優に自身が「変身」し、写真に撮る「セルフポートレート」を制作し続けてきた森村泰昌さん。今展は、ゴッホやセザンヌ、ゴヤといった名画を扱った「美術史シリーズ」に焦点をあてた。森村さん本人の音声ガイドで「美術の授業」を受けるようなユニークな形式で、初期から現在までの約80点を紹介する。(9月17日まで)

画像 右画像
 「私の中のフリーダ(手の形をした耳飾り)」(01年、作家蔵)。メキシコの女性芸術家フリーダ・カーロになりすました。

 「なにものかへのレクイエム(烈火の季節)」(06年)。三島由紀夫に扮したビデオインスタレーション。

■「肖像(ファン・ゴッホ)」(85年、国立国際美術館蔵)

 粘土に着色して作った洋服と立体的に作ったパイプ、ふわふわとした毛の質感をくぎで表現した帽子を身につけ、顔にはメーク。油彩の筆跡を全身で表現し、写真に納まるのは、西洋人「ゴッホ」になりすました森村さん自身だ。

 森村さんは「扮(ふん)する」という方法で、「名画」とその「美」の本質を解き明かしてきた。西洋絵画の歴史的背景や表現技法を検証した上で、小物から背景まで本物そっくりに作りこむ。一方で、作品中のモチーフを別のものにすり替えることなどで、あえてオリジナルとの違いを出し、「東洋と西洋」「女性と男性」といった、疑われずに語られてきた関係の内側にひそむ葛藤(かっとう)を浮かび上がらせている。



(2007年8月15日、朝日新聞マリオン欄掲載記事から。商品価格、営業時間など、すべての情報は掲載時点のものです。ご利用の際は改めてご確認ください)

 

美・博ピックアップ バックナンバーへ   全国アート情報へ

asahi-mullion.comトップページへ
サイトマップ |  会社案内 |  朝日マリオン・コムとは |  姉妹メディア |  会員規約 |  個人情報・著作権
asahi-mullion.comに掲載の記事や情報、写真の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。
Copyright 2007 Asahi Mullion 21. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.

懸賞サイトは朝日マリオン・コム-懸賞 プレゼント、懸賞 応募、懸賞 旅行