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2007.9.19(水)更新  美・博ピックアップ
美・博ピックアップ
生活の「美」を求めて


松下電工 汐留ミュージアム
「バーナード・リーチ――生活をつくる眼と手」
 民芸運動を率いた柳宗悦や浜田庄司らと交流するなど、日本と深くかかわりを持ったイギリスの陶芸家、バーナード・リーチ(1887〜1979)。幼少時代を日本で過ごし、22歳で再来日。以後日本とイギリスを行き来する中で、日常生活における「美」のあり方を模索し続けた。陶磁器をはじめ、版画作品や家具など多彩な作品を通して、創造活動の足跡をたどる。(11月25日まで)

東京高島屋でのモデルルーム展示
「森の中の虎」 「ペリカン」
 鉄砂抜絵組合せ陶板「森の中の虎」(46年、日本民芸館)
 自身の木版作品をもとに絵付けした。

 筒描皿 ペリカン(13年、日本民芸館)
 日本で知った英国伝統陶器「スリップウエア」に倣った。

■東京高島屋でのモデルルーム展示(34年)

 床の暮らしにいすの文化、そして民芸品が融和した空間とは−−。独自の美意識で提案した展示は、陶芸を通じて考えてきた「東洋と西洋」の関係性を浮かび上がらせる斬新な試みだった。

 日本で楽焼と出合い、陶芸のとりこになった。後に全国の陶器の名産地を訪れたリーチは、その土地に根付いた芸術とそれを支える無名の陶工たちの存在を知る。対して、関東大震災以降、無謀な「西欧化」が進む東京。「手仕事」の痕跡が薄れゆく日本の姿に胸を痛めたリーチは、家具やテキスタイルにも創作活動を広げていった。

 John Leach/Crafts Study Centre,University
 College for the Creative Arts,Farnham(2007)

(2007年9月19日、朝日新聞マリオン欄掲載記事から。商品価格、営業時間など、すべての情報は掲載時点のものです。ご利用の際は改めてご確認ください)

 

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