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2009.2.4(水)更新  美・博ピックアップ
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美・博ピックアップ
原始の森の風景広がる


群馬県立近代美術館
「スタン・アンダソン 東西南北天と地――六合の一年」
 「もの派」など70年代の日本の前衛美術に感動し、80年代には自ら作家活動を始めた米国人彫刻家スタン・アンダソンさん。埼玉県名栗村(現飯能市)や北海道音威子府 (おといねっぷ)村など緑深い土地に居を構え、インスタレーションやワークショップなどで自然との共存を訴えてきた。「現代人は案外、自分のいる場所をよく知らない」。構想から3年、いま家族と住む群馬県六合(くに)村で森と戯れ、じっくり足元をみつめた新作を披露する。 (3月29日まで)

「イノシシ」(08年、部分)
お産のベッドという生きていた痕跡と、骨や毛皮などの死骸(しがい)が奇妙に絡み合うオブジェ
東西南北天と地――六合の一年(08年)

 制作はひたすら歩くことから始まった。展示室と同じ形になるよう、自宅を中心に2×4キロの区域を決めて、倒木や動物のミイラ、骨などを拾い集めた。

 実際に歩いた林道や獣道をイメージして、床に木を配置。東西南北を守護する動物がいるという北米の先住民スー族の思想を取り入れ、各方角に動物のオブジェを並べた。群馬県立近代美術館専門員の谷内克聡さんは「原始的でスピリチュアルな雰囲気を感じてほしい」と話している。

 (2009年2月4日、朝日新聞マリオン欄掲載記事から。商品価格、営業時間など、すべての情報は掲載時点のものです。ご利用の際は改めてご確認ください)

 

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