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2007.4.18(水)更新  アートな仕事人

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グッズ発案者
 
感動も「持ち帰り」に
森永大介さん
 「ハガキ以外で絵画を飾れるものを」との声を参考にした額(1200円)は東京都美術館などで販売中
 モネやゴッホの絵画をイメージした香水、ロダンの「考える人」を使った定規……。国立西洋美術館をはじめ、全国のミュージアムショップに品物を提供する「アート・ベンチャー・オフィス ショウ」の森永大介さん(32)が発案した商品だ。

 同社は百貨店の美術館に勤めていた3人が「面白い切り口でアートの魅力を伝えたい」と、約10年前に設立。当初から手がけていた展覧会の企画立案や広報に加え、7年前から美術館グッズも制作する。森永さんの入社もこのころで、同社がグッズ制作を手がけた美術展で販売員のアルバイトをしたのがきっかけだった。会社の規模拡大に伴い、グッズの発案・制作を任されるようになった。

 どの作品をデザインに取り入れ、色をどこまで忠実に再現するかなど、業者と綿密に相談を重ねる。美術館の特徴や来館者の年齢層に加え、流行色、季節感など消費者の視点を取り入れることも重要な課題だ。

 はがきやマグネットなど定番商品は欠かせないが、「そこにひと工夫加えたものを作りたいんです」。一番大切にしているのはショップを訪れた人々の声だ。販売員に客の意見を書き留めてもらったノートが企画展中3冊になったこともある。よく手にとられる商品を知るため、自身も度々売り場を訪れる。図録を持ち帰る目的で作った、企画展のロゴマーク入り肩掛けバッグなど、来館者の意見を参考に生まれた商品は多い。

 「買った商品を見てその展覧会をいつまでも思い出してもらえたらいいですね」。ショップを展示室の一部と考える。「感動を持ち帰ってもらうこと」が森永さんの願いだ。

(2007年4月18日、朝日新聞マリオン欄掲載記事から。商品価格、営業時間など、すべての情報は掲載時点のものです。ご利用の際は改めてご確認ください)

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