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2007.8.1(水)更新  アートな仕事人

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アートショップスタッフ
 
企画展ごとに店内一新
ディスプレー確認
 こまめにディスプレーを確認する中嶋さん。「藪野健――記憶の都市」は10月8日まで。
 カラフルなスケッチブック、デッサン用の鉛筆、消しゴム……。東京都府中市の市美術館のミュージアムショップ店頭に、様々な画材が並ぶ。

 「スケッチ旅行をイメージしてそろえました」。店長の中嶋一央里さん(34)は説明する。開催中の企画展「藪野健――記憶の都市」に合わせ、世界の街並みを描き歩いている藪野さんの制作活動にちなんだ画材をそろえた。

 美術書の輸入販売業を営む「マイブックサービス」は、95年にミュージアムショップの運営に参入した。現在は3店を展開する。美術館の個性や客層に応じた品ぞろえが持ち味だ。図録や絵はがき、美術書などの定番商品以外は、企画展のイメージに合わせ、スタッフと相談して大幅に入れ替える。作家の一点ものなど、他の店では手に入らない品も多い。

 自らも画家として活動している中嶋さんは、同市美術館が開館した半年後の01年から勤務している。当初は来館者が少なく、店の前を素通りされることも多かった。興味を持ってもらうため、茶店やイベントを開いてPRしたこともある。努力が徐々に実を結び、最近は企画展ごとに楽しみに来店してくれる「常連さん」も増えた。

 一つひとつの商品に目を留めて、店にいる時間を楽しんでもらいたい。そのために品数は極力抑え、シルエットや色合いなどの魅力を引き出せるディスプレーに注意を払う。「商品の背後にある物語や思いも伝えたい。選んだ品を通して、美術への興味を広げるお手伝いができれば」。アートへの入り口となる、魅力的なショップを目指している。

(2007年8月1日、朝日新聞マリオン欄掲載記事から。商品価格、営業時間など、すべての情報は掲載時点のものです。ご利用の際は改めてご確認ください)

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