懸賞サイトは朝日マリオン・コム-懸賞 プレゼント、懸賞 応募、懸賞 旅行
2008.1.16(水)更新  匠の巧

匠の巧 バックナンバーへ   アートのトップページへ  

江戸木目込人形
 
一体に思いを込めて
塚田さん
 土台にさらしを張り、ふっくらとした風合いを出す
 穏やかな顔と、ふっくらとした丸み。「柔らかな表情が、場の空気を和ませるんです」と塚田詠春さん(58)は語る。40年以上にわたり江戸木目込人形を制作し、節句などの祝いの場に華やかさを添えてきた。

 キリのおがくずでできた粘土の木地が土台。筋目をつけて衣装となる布を張り、その布端を筋目に「木目込む」。細い筋目にいかに美しく布を埋め込むかが腕の見せどころだ。しわが寄らないように曲面の布を注意深く伸ばすなど、細かな心配りが人形の趣につながる。

 骨董(こっとう)市などで探した着物や古布を使うのは塚田さん独自の手法だ。依頼者から持ち込まれた「思い出の布」を使うこともある。同じ道を歩む息子の真弘さん(31)の若い感性を借りながら、柄や色を一つひとつ合わせ、世界に一体だけの人形が生まれていく。

 2人の手で制作できる人形は年間40体ほどが限界だが、顔を描き、衣装を考え、一体の人形に込める思いを大切にしたいと考える。「人形を代々受け継ぐ文化、季節の到来を人形で祝う風習を伝えたいと思っています」

      ◇

 塚田さんの作品は、高さ約15センチの雛人形(ひなにんぎょう)で10万円前後。詳細は、東京都墨田区向島2の11の7の塚田工房(TEL03・3622・4579)へ。

一体に思いを込めて

(2008年1月16日、朝日新聞マリオン欄掲載記事から。商品価格、営業時間など、すべての情報は掲載時点のものです。ご利用の際は改めてご確認ください)

asahi-mullion.comトップページへ
サイトマップ |  会社案内 |  朝日マリオン・コムとは |  姉妹メディア |  会員規約 |  個人情報・著作権
asahi-mullion.comに掲載の記事や情報、写真の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。
Copyright 2008 Asahi Mullion 21. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.

懸賞サイトは朝日マリオン・コム-懸賞 プレゼント、懸賞 応募、懸賞 旅行