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2008.2.20(水)更新  匠の巧

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寄木細工
 
挑戦を支える伝統の技
露木さん
 集中力を要する作業が続く
 天然の木肌の温かみを生かした幾何学模様の連続が、小さな箱の表面に無限の広がりを感じさせる。小田原・箱根の土産物としておなじみの寄木(よせぎ)細工は、江戸末期に箱根町で始まった。

 ホオノキ、ミズキ、ウルシ、カツラなどの木材を切り出し、割りばしほどの大きさに削る。色の異なる数本を接着して、市松、麻の葉、青海波などの模様にする。複数の模様を組み合わせたブロック状の「種木」を作り、かんなで薄く削って箱などに張ったり、ろくろで加工して製品にしたりする。

 3代続く寄木職人の家に生まれた露木清高さん(28)は02年にこの世界に入った。一人前の職人を目指し、修業に励む。4年前、若手職人5人で「雑木囃子(ばやし)」というグループを結成。作品展に出すため、骨や金属を使うスペインの寄木にヒントを得て、金工専門の友人と協力して作り上げたのが寄木の指輪だ。

 銀の台座に寄木がぴったり収まるよう、最後に塗る塗料のほんのわずかな厚みまで考えて、精密に加工する。脈々と受け継がれる技術が、「百年後にも残るものを作りたい」と話す若き職人の挑戦を支えている。

    ◇

 写真の指輪はいずれも3万1500円。神奈川県小田原市早川2の2の15、寄木ギャラリーツユキ(TEL0465・22・5995)で販売予定。

寄木細工

(2008年2月20日、朝日新聞マリオン欄掲載記事から。商品価格、営業時間など、すべての情報は掲載時点のものです。ご利用の際は改めてご確認ください)

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