懸賞サイトは朝日マリオン・コム-懸賞 プレゼント、懸賞 応募、懸賞 旅行
2008.3.19(水)更新  匠の巧

匠の巧 バックナンバーへ   アートのトップページへ  

江戸指物
 
江戸の気風継ぐ伝統技
渡辺さん
 精巧なほぞを切る作業は指物作りの要の作業だ
 外見はあっさり、すっきり。見えないところほど手間をかける。江戸の粋の象徴ともいえるのが、細心の木工品「江戸指物(さしもの)」だ。

 釘(くぎ)は使わず、板と板に「ほぞ」と呼ばれる凹凸を切り込んで組み合わせる。1ミリでもずれると板は組み合わない。精緻(せいち)なほぞをノミ一本で彫っていく。華美な装飾を施すことなく、木目を最大限に生かして作った箪笥(たんす)や鏡台、道具箱。そのたたずまいは、江戸に暮らす武士や町人の気風が育てた、職人の「手仕事の極み」を感じさせる。

 祖父の代から続く江戸指物師の3代目、渡辺彰さん(43)は、「木目の美しさを見てほしい」と言う。使うのは木目がはっきりした桑やケヤキ、キハダなど。特徴ある木目に出会うと、その「線」を生かした新たな作品づくりに胸が高鳴るという。

 「最近はマンションが増えて和室がない家も多くなったでしょ」。だから、洋間に合うデザインにも工夫を凝らす。生活様式の変化に対応しながら、精度とともに木のぬくもりを大切にする伝統の技法は変わらない。

    ◇

 東京都台東区竜泉3の25の4、江戸指物 渡辺(TEL03・3873・3050)で作品を展示。注文制作が中心。鏡台20万円台から。3月23日まで、同区谷中7丁目の谷中・木楽庵で開催中の「江戸指物展」にも出品。

江戸指物

(2008年3月19日、朝日新聞マリオン欄掲載記事から。商品価格、営業時間など、すべての情報は掲載時点のものです。ご利用の際は改めてご確認ください)

asahi-mullion.comトップページへ
サイトマップ |  会社案内 |  朝日マリオン・コムとは |  姉妹メディア |  会員規約 |  個人情報・著作権
asahi-mullion.comに掲載の記事や情報、写真の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。
Copyright 2008 Asahi Mullion 21. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.

懸賞サイトは朝日マリオン・コム-懸賞 プレゼント、懸賞 応募、懸賞 旅行