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2008.4.23(水)更新  匠の巧

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七宝焼
 
指先から紡ぎ出す「美」
畠山さん
 自分で削った竹の棒で丁寧に作業をすすめる
 鮮やかな色がひしめき合う。ガラス質のみずみずしい表面に光が当たると、繊細な輝きを放つ。「七宝焼」はその美しさから、仏典に出てくる7種類の宝物「七宝」から名付けられた。

 「勲章と同じ方法で作るんです」と話すのは東京都荒川区・畠山七宝製作所の畠山弘さん(54)。彫刻を施した金属の素地に、ガラス質の釉薬(ゆうやく)を盛り込む技法「メタル七宝」で制作している。数ミリの溝に細い竹棒で釉薬をのせて、色が混ざらないよう、1色ごとに乾燥させる作業を繰り返す。滑らかな表面は、釉薬を一定の高さに盛ることで生み出す。

 依頼の多くが企業からの特注品だ。授章式や式典で贈られるカフスやネクタイピンなどを手がけて、祝いの場に華を添えてきた。が、技術だけで応える仕事に飽き足らず、5年ほど前にオリジナル作品も作り始めた。伝統的に使われる文様にとらわれず、ネコやチョウなど身近な題材から膨らませたイメージを、手描き友禅の職人が図案化。大胆な曲線と鮮やかな配色で新たな表現を模索している。

     ◇

 ネクタイピン2千円台から。ホームページ(http://www.tokyo-shippou.com/)で購入可。5月8日〜13日、東京・池袋の全国伝統的工芸品センター(TEL03・5954・6066)で実演販売も。

七宝焼/作品

(2008年4月23日、朝日新聞マリオン欄掲載記事から。商品価格、営業時間など、すべての情報は掲載時点のものです。ご利用の際は改めてご確認ください)

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