美術館を楽しむ   11月11日発売    No.6
  損保ジャパン東郷青児美術館
  板橋区立美術館/ちひろ美術館・東京
 
 全50冊・毎週木曜日発売 (発売日が異なる地域があります。)
 定価560円(税込)。 A4判変型。 オールカラー。
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損保ジャパン東郷青児美術館

ゴッホは12点の「ひまわり」を描いた。花瓶の中のひまわりだけが描かれた7点のうち、1点は戦前神戸在住の日本人コレクターのもとにあって空襲で焼失、もう1点は現在個人蔵のため、世界中の美術館で鑑賞できるのは5点しかない。その一つを鑑賞できるのが、東京の新都心・新宿の超高層ビル内にある損保ジャパン東郷青児美術館だ。画家・東郷青児の作品やコレクションをもち、贅沢なことに、いつでも「ひまわり」を見られるのが、この美術館の魅力である。
損保ジャパン東郷青児美術館の開設が構想されたのは、損保ジャパンの前身である安田火災が、新都心・新宿に超高層ビルの建設を計画したころだった。1920年代後半から同社の営業案内や記念品、カレンダーなどのデザインを手がけていた画家・東郷青児の協力を得て、東郷所蔵の自作約200点と彼のコレクション84点が寄贈され、76年(昭和51)7月、東郷青児美術館としてオープンした。その後、ゴッホやゴーギャン、セザンヌの名画や、アメリカ素朴派の画家グランマ・モーゼスの作品も加わるなど収蔵品も充実。超高層ビル42階という立地は、眺望も魅力の一つで、企画展により開館時間を夜8時まで延長する金曜日には、名画とともに都心の夜景も楽しめる

板橋区立美術館

東京都23区内初の区立美術館として1979年(昭和54)に開設した。江戸狩野派を中心とした江戸時代の古美術、大正から昭和前期までの前衛美術作品、池袋アトリエ村や区内ゆかりの作家の作品を主に収蔵している。「江戸文化シリーズ」や「イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」などの独特な企画展を開催している。

ちひろ美術館・東京

絵本画家のいわさきちひろが、1974年(昭和49)に亡くなった後、ファンの間から「原画の見られる場所を」という声があがった。そこで、ちひろが22年間にわたって絵を描き続けたアトリエ跡に77年、オープンした。展示室だけでなく、アトリエが忠実に再現されていたり、ちひろの愛した花が咲く「ちひろの庭」などが設けられていたりする。ちひろの思い出いっぱいの美術館だ。

■目次

◆損保ジャパン東郷青児美術館「この一点」 ゴッホ「ひまわり」 作品解説…千足伸行

損保ジャパン東郷青児美術館外観
◆損保ジャパン東郷青児美術館 名品ギャラリー
近現代絵画との出合い[セザンヌ/ルノワール/ゴーギャン/岸田劉生/山口華楊]
東郷青児の世界[東郷青児/中川紀元]
東郷青児コレクション[有島生馬/井上覚造/織田廣喜]

◆コラム 画家・東郷青児/東郷青児コレクション
◆ゴッホ鑑賞マップ
◆ちょっとひと息
《名品のはてな??/ミュージアム・ショップ/美術こぼれ話》
◆美術館探検「損保ジャパン東郷青児美術館」

■連載■マエストロの風景(6) フィンセント・ファン・ゴッホ 樺山紘一
ゴッホのあゆみ
ゴッホ交遊録

■連載■ミュージアム漫遊記(6)河鍋暁斎「骸骨図」 山下裕二

 

 

板橋区立美術館外観
◆板橋区立美術館 名品ギャラリー
江戸狩野派[伝狩野探幽]
狩野派の絵師たち[狩野正信/章信/寛信/養信/英 一蝶]
板橋ゆかりの作家と現代作家[平山郁夫/佐藤太清/寺田政明/岡本太郎]

◆コラム 琳派の画題「風神雷神図屏風」/狩野派問答
◆ミュージアム つくる・遊ぶ・楽しむ 狩野派の作品を模写する 船木敬子

 

◆ちひろ美術館・東京 いわさきちひろ名品ギャラリー
少女のまなざし
おさなご、少女、そして……

◆安曇野ちひろ美術館
◆コラム 子どもを描き続けた絵本画家 いわさきちひろ

◆美術館を出たら・ここにも行きたい! 東京マップ(1)
[東京オペラシティアートギャラリー/古代オリエント博物館/光が丘美術館
/永青文庫/講談社野間記念館/練馬区立美術館]ほか

■連載■美に親しむ(6) 丘みつ子さん

■全50冊 刊行リスト
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