11月25日発売
No.8大阪市立美術館 和泉市久保惣記念美術館/正木美術館/ 和歌山県立近代美術館
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大阪市立美術館「大阪に本格的な美術館を」という市民の願いに応えて、1936年(昭和11)、天王寺公園・茶臼山の住友家本邸跡地に開館。モダンさと重厚さを兼ね備えた建物は、外光を採り入れる天窓やイギリスから輸入したガラスを用いた展示ケースなど、当時の最新・最良の設備を誇り、まさに大阪の「芸術の殿堂」にふさわしいものとなっている。 戦後は一時期、進駐軍に接収されたが、48年(昭和23)から展示を再開。阿部コレクション(中国絵画)、小西家伝来・尾形光琳関係資料、山口コレクション(中国美術)、田万コレクション(仏教美術)、カザールコレクション(工芸品)などの名品を数多く擁し、館蔵品は約7700点、寄託品も約7000点に及ぶ。天王寺公園の緑に囲まれた大阪市立美術館は、大阪を代表する美術館としての地位を守り続けている。 和泉市久保惣記念美術館 大阪・和泉市で綿織物業を営んできた久保惣株式会社が市に寄贈した美術品約五百点と敷地、建物、基金をもとに、1982年(昭和57)に開館。日本や中国の書画、陶磁器、金工品のほかに、モネ、ゴッホなどの西洋絵画も収蔵している。 毎年春には、館所蔵の国宝や重文が集中的に展示され、数々の名品を観ることができる。敷地内には茶室や音楽ホール、市民創作教室なども併設され、市民の憩いの場となっている。 正木美術館 1968年(昭和43)、古美術の収集家として知られた初代館長正木孝之のコレクションをもとに開館。収蔵作品は室町時代の水墨画や書跡を中心に約1200点。うち国宝が三点、重文は12点を数え、日本有数の水墨画美術館として知られる。春と夏に開かれる特別展の期間以外は休館しているので、訪れる際にはあらかじめ問い合わせが必要。 和歌山県立近代美術館 和歌山城公園内にあった和歌山県立美術館を前身とし、1970年(昭和45)に近代美術館として発足。94年(平成6)には黒川紀章設計の現代的な建物に移転した。コレクションの中心は海外の現代美術、佐伯祐三、和歌山ゆかりの郷土作家の作品などで、特に近現代の版画コレクションは国内屈指の規模を誇っている。
■目次 ◆大阪市立美術館「この一点」 葛飾北斎「潮干狩図」 作品解説…河野元昭
◆大阪市立美術館 名品ギャラリー
伝王維/鄭思肖/荼吉尼天曼荼羅 龍門石窟賓陽中洞菩薩立像頭部/如来坐像/青磁象嵌 葡萄唐子文瓢形水注/銅 湯瓶/九曜紋源氏物語蒔絵手箱ほか
◆コラム 長い歴史が育んだ多彩な館蔵品
■連載■マエストロの風景(8)
■連載■ミュージアム漫遊記(8)
駒競行幸絵巻/歌仙歌合/宮本武蔵 青磁 鳳凰耳花生 銘 万声/モネほか ◆コラム 大阪が生んだコレクターたち
◆正木美術館 名品ギャラリー
◆和歌山県立近代美術館 名品ギャラリー ◆美術館を出たら[天王寺公園周辺] /和歌山県の美術館 ここにも行きたい! ■連載■美に親しむ(8)俵 萠子さん
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