5月12日発売
No.31神奈川県立近代美術館 箱根ラリック美術館/平塚市美術館/ 鎌倉大谷記念美術館/山口蓬春記念館
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神奈川県立近代美術館神奈川県立近代美術館は、県在住の美術家や学者たちの活動をきっかけに、1951年(昭和26)、日本初の公立近代美術館として鎌倉に開館した。その後続々と誕生する公立美術館の先頭に立ち、国内外の近現代美術を紹介する意欲的な活動を展開。これまでに開かれた展覧会は600回になろうとしている。また、開館当初ゼロから出発したコレクションも現在では約9500点を数える。洋画をはじめ、彫刻、日本画などの近代日本美術を中核に、西欧や中国のものを多数含む版画もコレクションに彩りを添えている。84年(昭和59)には展示スペース確保のため鎌倉別館がオープン。さらに2003年(平成15)には、バリアフリー完備のゆとりある展示環境を備えた葉山(はやま)館が加わった。現在は、開館当初からの鎌倉館と鎌倉別館、葉山館の3館で、収蔵作品展や企画展をそれぞれ開催している。 箱根ラリック美術館 アール・ヌーヴォー、アール・デコ期のフランスの工芸家、ルネ・ラリックの作品を集めた美術館が2005年(平成17)3月にオープンした。収蔵作品は、宝飾をはじめ、ガラス工芸、建築装飾など、実業家籏功泰(はたかずやす)が収集した約1500点。ラリックが内装を手がけた豪華列車やインテリア装飾など、空間そのものを体験できる展示も充実している。敷地内には自然のままの小川や森があり、散策も楽しめる。 平塚市美術館 海に面した温暖な気候の湘南(しょうなん)地方には、近代から多くの芸術家たちが移り住んだ。彼らの作品を収集している平塚市美術館は、1991年(平成3)に開館。平塚市生まれの鳥海青児(ちょうかいせいじ)をはじめ、岸田劉生、萬鐵五郎、安田靫彦ら、湘南にゆかりの芸術家による近現代の絵画を中心に約8500点を収蔵している。 鎌倉大谷記念美術館 フランス近代絵画を収集したホテルニューオータニ前会長・大谷米一(おおたによねいち)を偲び、遺族により1997年(平成9)に開館した。収蔵作品は、米一がパリで「黄色いコンソール」に出合ったのをきっかけに傾倒したというデュフィの作品を中心に、ヴラマンクやエコール・ド・パリの画家たちの作品、横山大観(よこやまたいかん)、速水御舟(はやみぎよしゅう)、鏑木清方(かぶらききよかた)ら日本近代絵画の名品など多数。鎌倉の別邸の趣をそのままに、サンルームを備えた明るい洋館からは鎌倉の街が見渡せる。 山口蓬春記念館 日本画の可能性を模索し続けた画家、山口蓬春(やまぐちほうしゅん)。その創作活動を紹介すべく、遺族からの作品提供を受けた財団法人ジェイアール東海生涯学習財団が1991年(平成3)に開館した。一色(いっしき)海岸を望む高台に建つ建物は、亡くなるまでの23年を過ごした蓬春の自宅を使ったもので、画室も当時のまま公開している。庭園には梅やミモザなどの草木が茂り、四季の移ろいも楽しめる。
■目次
◆神奈川県立近代美術館「この一点」 岸田劉生「童女図(麗子立像)」作品解説…水沢 勉
明治・大正期の洋画[岸田劉生/萬 鐵五郎/高橋由一/関根正二] 昭和期の絵画の名品[松本竣介/朝井閑右衛門/古賀春江/ 麻生三郎/片岡球子] 戦後から現代へ[若林 奮/斎藤義重/李 禹煥/田淵安一]
◆コラム 版画コレクション[棟方志功/汪 刃鋒/ルドン]
■連載■マエストロの風景(31)岸田劉生 樺山紘一
■連載■ミュージアム漫遊記(31)
◆箱根ラリック美術館 名品ギャラリー チョーカーヘッド 流れる髪の女/櫛 さくらんぼ/ ブローチ兼ペンダント フリージアの女/ ブローチ シルフィード/香水瓶 三羽のツバメ/花器 バッカスの巫女たち ◆コラム ラリックと建築装飾/2つの様式を橋渡しした芸術家ラリック
◆平塚市美術館 名品ギャラリー
◆鎌倉大谷記念美術館 名品ギャラリー
◆山口蓬春記念館 名品ギャラリー ◆美術館を出たら ここにも行きたい![神奈川県の美術館] ■連載■美に親しむ(31)假屋崎省吾さん
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