6月23日発売
No.37静岡県立美術館 ベルナール・ビュフェ美術館/伊豆の長八美術館/ 浜松市美術館
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静岡県立美術館館日本平の見晴らしのいい丘の上に建ち、東海道新幹線の車窓からも見える静岡県立美術館は、1986年(昭和61)に開館した。収蔵作品は、狩野派(かのうは)を中心とした江戸時代の絵画や、西洋の風景画、富士山を描いた作品と静岡県ゆかりの作家による作品などが中心。幅広く、かつ個性あふれるコレクションとなっている。94年(平成6)には、ロダン館もオープン。ロダンの代表作の数々をはじめ、ロダン以前・以後の彫刻家たちの作品群も楽しめる、ぜいたくな鑑賞の場が加わった。 ベルナール・ビュフェ美術館 美術館とレストラン、庭園が楽しめる複合テーマパーク「クレマチスの丘」の中のひとつ、ベルナール・ビュフェ美術館は、1973年(昭和48)に開館した。実業家・岡野喜一郎(おかのきいちろう)が収集した、ビュフェの全画業にわたる約2000点の中から、常時100点以上を展示している。88年(昭和63)には、ガラス天井から自然光が入る新館もオープン。ビュフェ自身も何度か訪れたという美術館は、一人の画家が味わった創作の喜びと苦しみが伝わる空間となっている。 伊豆の長八美術館 幕末から明治にかけて活躍し「伊豆(いず)の長八(ちょうはち)」とよばれた左官(さかん)、入江(いりえ)長八。彼は建築素材である漆喰(しっくい)で凹凸を作り彩色するという、彫刻と絵画を融合した独自の芸術「漆喰鏝絵(こてえ)」を生んだ。出身地、伊豆半島西岸の松崎(まつざき)町にあるこの美術館は、1984年(昭和59)に開館。長八の鏝絵作品約50点を常設展示している。石山修武(いしやまおさむ)設計の近未来的な建物も見どころ。随所に漆喰が施され、全国の左官職人たちの技術が味わえる。 浜松市美術館 浜松城(はままつじょう)公園内に建つ浜松市美術館は、1971年(昭和46)、静岡県内初の公立美術館として開館した。浮世絵や東洋陶磁、静岡県出身作家の作品など、3500件を超える作品を収蔵。なかでも際立つのが、ガラス絵や大津絵(おおつえ)など、庶民に親しまれ、素朴な味わいが魅力の民衆的絵画(民画(みんが))コレクション。特にガラス絵は、西洋や中国の作品、日本の初期から現代までの作品など、系統的に集めている。
■目次 ◆静岡県立美術館「この一点」 ロダン「地獄の門」 作品解説…南 美幸
江戸絵画の名品[伊藤若冲/狩野探幽/池 大雅] 静岡県ゆかりの画家たち[秋野不矩/中村岳陵/曾宮一念/ 北川民次] 西洋の風景画[レンブラント/ロラン/ターナー/ゴーギャン/ ヴラマンク] ロダン以前・ロダン以後[バリー/ロダン/クローデル]
◆コラム 富士山の絵画[和田英作/司馬江漢/横山大観]/
■連載■マエストロの風景(37)ロダン 樺山紘一
■連載■ミュージアム漫遊記(37)
◆伊豆の長八美術館 名品ギャラリー
◆浜松市美術館 名品ギャラリー ◆美術館を出たら[ここにも行きたい! 静岡県の美術館] ■連載■美に親しむ(37)桂 小米朝さん
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