懸賞サイトは朝日マリオン・コム-懸賞 プレゼント、懸賞 応募、懸賞 旅行
2007.6.12(火)更新  味の地球儀@tokyo

 
 マレーシア
サルマーレ 海南チキンライス
 常夏の国の魅力伝えて
 
 
タムさんとアンさん
 タムさんと、ビジネスパートナーでもある妻のアンさん=撮影・宗田育子
 きっかけは、山口百恵主演の「赤いシリーズ」だった。子どものころに見たテレビドラマは、「誠実で勤勉な日本人」像をタム・ユントンさん(39)の心に焼き付けた。マレーシア北部の小さな村で、出稼ぎに向かう両親を見て育ち、いま、東京・銀座でレストラン「ラサ マレーシア」を構える。

 貿易業と旅行業も営み、政府要人の通訳も務めれば、放置自転車を祖国の貧しい学生に送るボランティア活動もする。予定がぎっしりだが「忙しいのは皆同じ。時間は作らないといけません」。

 高校時代にアルバイトで働いた日系のスーパーマーケットで、熱心な日本人上司に出会った。ドラマで見た日本人像がよみがえった。「日本には、途上国の我々が学ぶべきことがある」と、21歳で初来日。飲食店や工場で働きながら大学に通った。

 卒業して、日本の旅行代理店に勤めていた30歳の頃、母国の航空会社の支社長に、「どうして日本人はマレーシアに行ってくれないんだろう、と聞かれたんです」。世界有数の観光地なのに、日本では認知度が低い。食文化をアピールしたら?と提案し、自ら腰を上げて新宿にレストランを開いた。5年前に銀座へ移転。ランチタイムも近所の会社員でにぎわう。

 マレーシアは、マレー系や中国系、インド系などが同居する多民族国家ゆえに、よそから持ち込んだ料理が名物になることもある。中国・海南島の移民が伝えた「海南チキンライス」もその一つ。

 鶏肉のゆで汁に、バターや香草を加えてご飯を炊く。残りの汁はチキンスープに。鶏肉はガーリックオイルをかけ、しょうゆ、唐辛子、ショウガのソースをかけて、丸めたご飯に添えてできあがり。マイルドな辛さに、ネギの香りが利いて、食べるほどに食欲が増す。常夏の国で、いかにも好まれそうな味だ。

 母国の魅力を伝える一方で、日本の良さを後輩たちに教えたいという。「アジアに愛される日本にするのが、僕の夢です」

 【ラサ マレーシア】
 東京都中央区銀座5丁目(銀座駅、TEL03・3289・1668)。午前11時〜午後2時半、5時〜10時ラストオーダー((土)(日)(祝)は正午〜午後10時)。夜はお通し代300円。無休。海南チキンライス(1365円)。手軽なコース料理も人気(2835円から)。
(2007年6月12日、朝日新聞マリオン欄掲載記事から。商品価格、営業時間など、すべての情報は掲載時点のものです。ご利用の際は改めてご確認ください)

asahi-mullion.comトップページへ
サイトマップ | 会社案内 | 朝日マリオン・コムとは | 姉妹メディア | 会員規約 | 個人情報・著作権
asahi-mullion.comに掲載の記事や情報、写真の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。
Copyright 2007 Asahi Mullion 21. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.

懸賞サイトは朝日マリオン・コム-懸賞 プレゼント、懸賞 応募、懸賞 旅行