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2007.6.26(火)更新  味の地球儀@tokyo

 
 ベルギー
ベルギービール ベルギービール
 知ってハマる 数百銘柄
 
 
佐藤さん・原田さん
 「デュベル」片手に笑顔の佐藤さん(右)と、原田さん=撮影・原幹和
 キーンと冷やしてグィっと飲めれば最高――ベルギービールは、そんな単純なイメージに収まらない。銘柄は少なく見積もっても800種類。「これからの季節にピッタリのものを」という注文にも、オレンジピールとハーブが香る「ヒューガルデン・ホワイト」に、サクランボの優しい甘さが広がる「ティママン・クリーク」、酸味がきいた「ブーン・グース」……と、豊かなラインナップで応えてくれる。

 「それぞれに専用グラスもあって、勉強好きな人に教えると、どんどんはまっていきます」。ベルギービール広報センターの佐藤ひとみさんが笑う。「センター」といっても、スタッフは佐藤さん1人。本国のベルギービール醸造所組合の意を受けて、日本での広報活動に奔走する。

 サッカーのワールドカップが開かれた、02年。日本の対戦相手がベルギーに決まると、東京・神田のベルギー料理店「シャンドゥソレイユ」に取材が殺到した。「赤い悪魔」の異名を持つベルギー代表を飲み倒せとばかりに、「デュベル(悪魔)」という名のビールがメディアで取り上げられる。見た目は普通だが、「アルコール度数が高くて、修業していたベルギーの店で『知らずに3杯飲めば倒れる』と教わったビールですよ」と、オーナーシェフの原田延彰さん。傍らで佐藤さんが、「アルコールが低いものから順に飲むのが基本」と続ける。

 ベルギービールの人気はまだ定着していない。それでも佐藤さんは言う。「知れば、みんな絶対好きになる」。この仕事を引き受ける動機にもなった、強い思いだ。

 いま力を入れるのが「フルーツビール」。ピーチやカシスのジュースを混ぜた、カクテル感覚のビールだ。アルコール度数も低く、健康志向が高まるベルギーでメジャーになりつつある。「カフェで、ミネラルウオーターやジュースと同じくらい気軽に飲まれる存在に」。佐藤さんは販売店に売り込む。「伝道師」としての使命は、終わらない。

 【シャンドゥソレイユ】
 東京都千代田区内神田1丁目(神田駅、TEL03・5281・0333)。午後5時〜9時ラストオーダー。ランチもある。(日)(祝)休み。ヒューガルデン・ホワイト900円。来日したベルギービール醸造所組合の関係者に絶賛されたという「牛ホホ肉 ベルギービール煮込み」は2200円。
(2007年6月26日、朝日新聞マリオン欄掲載記事から。商品価格、営業時間など、すべての情報は掲載時点のものです。ご利用の際は改めてご確認ください)

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