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2008.4.22(火)更新  味の地球儀@tokyo

 
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 マダガスカル
ヴァリアミナナナ ヴァリアミナナナ
 南の島のブイヨン雑炊
 
 
エリックさん
 マダガスカル産バニラビーンズを漬けたラム酒は、甘く華やかに香る
 「日本人みたいな顔をした人がいっぱいいますよ」。東京都世田谷区のレストラン「エリック ピエール」のオーナーシェフ、エリック・ピエール・ランドリアマンピアニナさん(43)は、満面の笑みでマダガスカルのことを話す。

 同国はアフリカ大陸の東、インド洋に浮かぶ島だ。バオバブや固有種のサル、アイアイなどといった個性的な自然で知られる。ルーツがマレー・ポリネシアにある主要民族のアジア系のほか、アフリカ、欧州、アラブ、インド系も混在する多様な文化の島でもある。

 食事は、何よりご飯。三度三度の食事に欠かさず、しかも山盛りが出る。白いご飯に、肉や野菜の煮込み、豆料理、スープなどをかけて食べる。1人当たりの年間消費量は日本の約2倍。水田が広がる風景はまるでアジアだ。

 イタリア料理屋だが、マダガスカルのことを伝えたいと、予約制で同国料理を出し、月に1度ビュッフェ形式の料理と文化紹介を兼ねたイベント「マダガスカルナイト」を開いている。

 看板料理は、雑炊「ヴァリアミナナナ」。小松菜と桜エビ、肉団子が入る。ブイヨンのスープに、ショウガがさっぱりとした風味を加えている。日本でなじみ深いものばかりだが、同国でも定番の食材だ。

 ショウガ以上に使われるのが、トウガラシ「サカイ」。現地ではティースプーンに山盛り1杯かけるが、慣れない人は数粒でも涙が出るほど辛い。

 子どものころ、登校途中にリンゴを買い、サカイと塩を擦り付けて食べた。「辛くてしょっぱくて酸っぱくて、なぜか元気がでる。みんなそうしていた」という懐かしい味でもある。

 料理人として来日して18年。味を通じて「行ってみたい国だと思わせたい」と、「食の外交官」はほほえんだ。

 【エリック ピエール】
 東京都世田谷区駒沢3の1の3 シャトレ駒沢2階(駒沢大学駅、TEL03・3410・7271)。午前11時半〜午後2時半((土)(日)は4時)、5時〜11時ラストオーダー。(祝)除く(月)休み。ヴァリアミナナナ1300円。前菜、サラダ付きのセットで2500円(要予約)。
(2008年4月22日、朝日新聞マリオン欄掲載記事から。商品価格、営業時間など、すべての情報は掲載時点のものです。ご利用の際は改めてご確認ください)

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