好奇心とおなかを満たす上質な時
文化の薫る街・上野に10万平方メートルという広大な敷地を構える東京国立博物館。建築様式の異なる5棟の展示館や資料館で日本や東洋の古美術、考古遺跡の世界に触れることができる。今の季節、にぎやかなセミの鳴き声を聞きながら館内をまわろう。
鑑賞の際に立ち寄りたいのが、今年の2月新装オープンしたレストラン「ラコール」。切り妻屋根が特徴的な東洋館の別棟にある。高い天井と大きな窓の洋風空間に、和紙を挟んだガラスの壁や帯を使ったオブジェなどがひときわ映える。仏語で「調和」の店名通り、和風と洋風の要素が溶け合うしゃれた雰囲気だ。
お勧めは「ラコールセット」(2100円)。メーンとなるシンプルな味付けのスズキやイサキの魚料理と、グリーンカレー風味の仔牛(こうし)の煮込みは、季節感たっぷりの期間限定メニュー。冷製スープとパンかライスがつく。食後の飲み物のほか、紅茶のジュレ添え杏仁(あんにん)豆腐とアイスクリームもうれしい。
知的好奇心を満たし、洗練された空間でこだわりの料理を口にする、そんな上質な時間の過ごし方がここにはある。この夏、新しいライフスタイルを見つけに来てはいかが。