アートの殿堂で味わう四季の甘味
JR水戸駅から「黄門さん通り」を進むと、らせん状のタワーが目に入る。市政100周年を記念し、建築家の磯崎新が設計した水戸芸術館のシンボルだ。同館はコンサートホール、劇場、現代美術ギャラリーを備える複合芸術施設。1年を通じ、音楽や演劇、美術と、分野を超えた独創的な企画が開催され、多くのファンを魅了している。
コンサート終演後、とりわけにぎわうのが、同館1階のレストラン「エンドウ」。噴水と芝生の広場に面し、白を基調にした店内は描く前のキャンバスのよう。落ち着いた雰囲気は鑑賞後の感想を語り合うにはもってこいだ。
南仏ベースのフレンチ中心だが、甘党にお勧めはデザートのつくティーセット=写真はルーレショコラのベリー添え(945円)。パティシエが季節ごとに、カマンベールチーズのムース 木イチゴソースなどを提案する。芸術ファンにうれしいのは、「プレコンサートメニュー」(2625円)。開演前でも時間をかけずにコース料理を楽しめる粋なプランだ。
同館では、作品とふれあえる体験型の美術展と市中心街をギャラリーに見立てたアートプロジェクト「カフェ・イン・水戸」を10月3日まで開催中。偕楽園の萩(はぎ)が咲き誇るこの季節、水戸散策を楽しんでみてはいかがだろう。