パン屋「アンデルセン」が、オーガニック素材にこだわったパンを「グリーンブレッド」の名で今秋から売り出した。自然志向が高まる風潮を受け、天然酵母なども使い「本場で作られてきた、素朴な味」を追求したのだという。関東では、東京・新宿の伊勢丹本店(TEL03・3352・1111)でのみ販売。職人のほとんどが、本場・ヨーロッパで研修を受ける同社。そんな環境のなかで作られる素朴で優しい味わいのパンが人気を呼んでいる。
店先のショーケースに並ぶのは、菓子パンも合わせて20種以上。一番人気という「パン オ レザン」(写真、1050円)を試食した。オーガニックのパンというと重たくて硬いイメージがあったが、内側がもっちりとして軟らかい。広報の桑原忍さん(30)が「オーガニックの小麦粉はふくらむ性質が弱いので、普通のパンと同様の製法で作ろうとすると、どっしりと重くなります。重さを感じさせず食べやすいパンを作るために、職人が半年かけて考えだしたレシピです」と教えてくれた。これを基に、百貨店の地下工房で粉から生地を練り上げ、焼き上げるのだ。
価格は普通のパンの2倍するものもあるが、時流に乗って売れ行きは好調だという。