17世紀の元禄時代、貿易港として栄えていた長崎は、干したアワビやナマコなどの海産物を「俵」に詰めて国内外へ出荷していた。この歴史にちなみ、県をあげてブランド化しているのが、平成「長崎俵物」=
写真。原料には長崎の港に水揚げされたものを使用するなど、産地や加工法、味で一定の基準をクリアした練り物や干物だけに与えられる称号だ。
そごう横浜店の「出島厨房(ちゅうぼう)」(TEL045・465・5043)には、17点の「長崎俵物」がそろう。中でも人気なのは、五島灘でとれた「ごんあじ開き」(1枚、1260円)、「水いか一夜干し」(同、2310円)、「甘鯛(あまだい)開き」(同、1050円)。統括マネジャーの居原友繁さん(43)は、「一番いい状態で食べて欲しいので、冷凍ケースで販売している」と話す。
水揚げ直後の「刺し身でも食べられる状態の魚」を、すぐに近くの工場に運んで加工する。その後、冷凍保存し、各地に出荷。店には持ち帰り用の保冷バッグを無料で用意。一度冷凍した商品が、台所まで解凍されることがないように工夫されている。
「干物1枚」にしては値が張るが、こだわりの味を求める40、50代を中心に常連客も多い。