塩漬けにした桜の葉とピンク色の姿から思い浮かべるのは、春の定番、桜餅。だが、中身の主役は豆乳を使った桜風味のカスタードに生クリーム、そしてふわふわのババロアだ。脇にまわった粒あんと求肥が、豆乳のほのかな甘みにアクセントを添えている。
銀座三越の「豆富菓舗 藤野」(TEL03・5250・5850)で4月12日までの春季限定で販売している「桜まんじゅう」(写真、1個368円、数量限定)は、昨年から登場した人気商品だ。同店は、京都の豆腐店「京とうふ藤野」が展開。定番のカステラやプリンのほか、季節の素材を取り入れたさまざまな商品を販売している。
藤野のこだわりは、絞りたての豆乳やおからを使って、和洋のジャンルにとらわれない菓子作りをすること。桜まんじゅうも、「豆乳の味を生かした、他にはない桜餅を作りたい」という思いから生まれたものだ。
「京都の水と国産の大豆で作った『豆腐屋の豆乳』だからこそ、おいしいお菓子になるんです」とスタッフの福田真知子さん(29)。商品はすべて京都の工場で職人が手作りし、保存料は使っていない。桜まんじゅうの賞味期限も当日だ。桜のはかない美しさをめでるように、旬の味わいを楽しみたい。