東武百貨店池袋店(TEL03・3981・2211)に8月31日にオープンした「金沢 和音」。金沢に本店を構え、県外に初出店した。商品はその日に作り、販売する「朝生菓子」が7割を占める。店内の厨房(ちゅうぼう)で作った餅や団子、おはぎなど定番の和菓子が並ぶが、特徴はどれも小ぶりなこと。「団子が串の奥まで刺さっていると食べにくい」という女性従業員の声から、串団子の団子は二つにしている。
「串団子1本から気兼ねなく買える店づくりを目指しています」と店長の羽石一芳さん(34)。そうした店づくりが受け、1日に500〜600人ほど訪れるという。
百貨店オリジナルの「つき餅」(写真、1個168円)は、つきたての餅を粒あんなどで挟んだだけの素朴な菓子。使うもち米は富山産の「新大正米」。「つぶ餡(あん)」「黒蜜だれ」のほか、季節ごとに2種類が加わる。10月中旬までは、渋皮栗を練り込んだ餅を栗あんで挟んだ「栗あん」と、抹茶を練り込んだ餅を粒あんで挟んだ「抹茶もち」。飾らない味だ。
粒あんにこだわり、しっかりとした粒の感触を残すため北海道産の大粒あずきを使う。「男性にも食べてもらいたいので、甘さは控えめにしている」との狙い通り、会社帰りに立ち寄る男性客も多いという。