京王百貨店新宿店(TEL03・3342・2111)の「新橋玉木屋」では、料亭の味をイメージした「懐石茶漬」=
写真は紅鮭(ざけ)=が好評だ。江戸期創業以来つくだ煮と煮豆を専門に手掛け、一方ではふりかけなど幅広く商品展開する。茶漬けもその一つで、上品な味わいが特に若い女性に受けている。
魚介の具、かやくとだしが付いて1セット(315円)。具は、脂がのったサケ、鮮度の高いヒラメ、コクのあるウニ、ふっくら粒のハマグリなど10通り。うまみを閉じ込め真空包装されている。通常のインスタント茶漬けのように乾燥させない分、湯にくぐらせると素材の味と質感がより豊かによみがえる。大ぶりで、見た目も華やかだ。
温かいご飯にサケをのせ、三つ葉やゆずなどが入ったかやくを散らし、熱いお湯を注ぐ。それから、かつお節ベースのだしをまんべんなくかける。一口すすると、鼻を抜けるゆずの香り。薄味仕立てで箸(はし)が進み、サケを口にふくむとジワッとうまみが広がった。
海外への手みやげに購入する人もいるとか。しゃれた器を使えば、もてなしにも十分な一品となる。店長の細野シヅエさん(54)は「ご飯は上品に少なめによそって、主役の海の幸を堪能してください」。