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イタリア・スローフード協会の「お墨付き」という自然派ジェラートで、新宿に新たな行列をもたらしたジェラート専門店「GROM」日本1号店も、2010年4月で1周年となる。店内には季節限定のマロングラッセなどのジェラート、旬のフルーツを使ったソルベなど常時20種類のフレーバーが整然と並ぶ。
GROMは、03年にイタリア北西部・ピエモンテ州トリノで、30代の男性2人組が創業。「昔ながらの方法で、ありのままの」ジェラートを作るべく目指したのが、イタリア産を中心とした旬の有機農産物を用い、着色料や香料、保存料など添加物は一切使わないことだった。すぐに現地で「行列ができる店」となりイタリア全土に展開、有機栽培を行う自社農園を持つまでになった。
トリノの工場から輸送されたジェラートミックスは、マルイの店舗内にあるジェラートマシーンで混ぜて冷やし固められる。アイスクリームは一般的に、ショーケースの中で色とりどり、中身が見えるように保存されていることが多いが、同店ではステンレス製の特製ケースに収められ、ふたも閉められている。
「増粘剤を使っていないので、温度管理をしっかりしないとなめらかにならないんです。ジェラートとソルベでも保存温度が違うんですよ」と店長の松山さん。
注文を受けたスタッフは、そのつど、ヘラでジェラートを何度も何度もかき混ぜてからコーノ(コーン)やコペッタ(カップ)に盛り付けていく。かなりの重労働そうだ。松山さんは、「舌触りをなめらかにするには、食べる直前によくこねて空気をたくさん含ませることがとても大事なんです」
確かに、ミルクの味も、フルーツの味も本当に「そのまま」感じられるほどしっかりとしているが、素材の味がふわっと優しく広がり、べたつかず、のど越しがいい。香料や人工甘味料を使っていないためか後味の悪さがなく、いくらでも食べられそう。創業者はジェラートの「ヌーベルキュイジーヌ」を意識しているのだとか。こだわりに比例してか、価格はピッコロ(2種盛り小サイズ)が490円、メディオ(2種盛り中サイズ)が590円、グランデ(3種盛り大サイズ)が690円と少々高めだ。
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