さわやかな酸味と新食感に出会う
約140年の歴史を誇る和菓子屋「梅林堂
」と、料理研究家・遠藤十士夫によって立ち
上げられた「麻布十番 梅芯庵(ばいしんあ
ん)」。「会席料理のデザート」をコンセプ
トに、和菓子と日本料理それぞれの製法を融
合させ、野菜を生かした和洋折衷のスイーツ
を提案する。
新宿島屋店(TEL03・5361・
1111)は1月にオープン。初のデパ地下
進出となる同店の代表作が、この「白峯大根
(しらみねだいこん)」(441円)だ。雪
景色をイメージしたという外側の白い部分は
、大根おろしに生クリーム、レモン汁、ゼラ
チンを混ぜたもの。一口食べると想像を裏切
る滑らかな舌触りで、さわやかな酸味が広が
った。最後にシャリッとかすかに残る大根お
ろしの食感が新鮮だが、臭みは全く感じられ
ない。驚いていると、「大根はすりおろして
ゆがき、流水にさらしています」と、店長の
市川忍さん(34)。上品な味は丁寧な一手
間にあり、というわけだ。内側の白餡(あん
)、いちごと一緒に味わえば、絶妙なバラン
スで酸味と甘味が舌の上で溶け合う。好みで
生クリームをかけるとコクが増すという。
やみつきになりそうな新たな食味と食感。
特に30代〜50代の女性から人気だという
が、このすっきりとした味わいは、甘い物が
苦手な男性にもおすすめしたい。