食感柔らか、塩入りバターキャラメル
塩を使った「甘じょっぱい」味覚のスイーツが流行しているようだが、30年も前から塩入りスイーツを作り続けている職人がいる。フランス西部・ブルターニュ地方のキブロンに店を構えるアンリ・ルルーさん(64)だ。5月1日(火)に、伊勢丹新宿店(TEL03・3352・1111)に海外初出店を果たした。6月13日(水)〜15日(金)に来日し、店頭で利用客を迎えたルルーさん。ご本人とお会いして話を聞いた。
愛着のある故郷の素材でオリジナルのお菓子を作りたい、という思いから完成したのが「C.B.S.(セー・ベー・エス)」(キャラメル・ブール・サレの略)。同地方の名産であるゲランドの自然海塩入りバターを使ったキャラメルだ。とろけるような滑らかな食感で、キャラメルは固くて歯にくっつくという概念を覆された。口の中いっぱいに広がる濃厚なバターの風味に、塩気とナッツ類の香ばしさがバランスよく絡む。合成成分で凝固させるのではなく、有塩バターをたっぷり練り込むことで固めているので、「手にくっつくけど歯にくっつかない」柔らかさとコクが実現するのだそう。天然素材そのものの味や香りを生かすため、フルーツ味のキャラメルにも、香りを出すエッセンス類は一切使用していない。
伊勢丹新宿店によるチョコレートの祭典「サロン・ド・ショコラ」では、、キャラメルを目当てに訪れるファンも多く、毎年長蛇の列ができた。5月のオープン当初も連日完売。今もキャラメルは、全種類合わせて1日に約2000個は売れるという。人気の秘密を確かめに行ってみては。