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2007.6.29(金)更新  デパ地下グルめぐり2
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C.B.S.(セー・ベー・エス)
C.B.S.(セー・ベー・エス)
    ©HENRI LE ROUX
アンリ・ルルーさん
©HENRI LE ROUX
HENRI LE ROUX(アンリ・ルルー)
伊勢丹新宿店

HENRI LE ROUXさん(64)

1977年、フランス西部・ブルターニュ地方のキブロンに洋菓子 店「LE ROUX」を開店。当時から「C.B.S.」を作り始 め、「キャラメリエ(キャラメル職人)」を名乗る。同品はパリ国 際砂糖菓子展などで受賞歴も。フランスのチョコレート専門ガイド 誌が認める、チョコレート職人3人のうちの1人でもある。

「自分が好きなもの、誇れるものを作っています。商品が自分その ものなのです。それらを食べて喜んでもらったり、良いひとときを 過ごしてもらえたりすることが幸せです。」

       食感柔らか、塩入りバターキャラメル

 塩を使った「甘じょっぱい」味覚のスイーツが流行しているようだが、30年も前から塩入りスイーツを作り続けている職人がいる。フランス西部・ブルターニュ地方のキブロンに店を構えるアンリ・ルルーさん(64)だ。5月1日(火)に、伊勢丹新宿店(TEL03・3352・1111)に海外初出店を果たした。6月13日(水)〜15日(金)に来日し、店頭で利用客を迎えたルルーさん。ご本人とお会いして話を聞いた。

 愛着のある故郷の素材でオリジナルのお菓子を作りたい、という思いから完成したのが「C.B.S.(セー・ベー・エス)」(キャラメル・ブール・サレの略)。同地方の名産であるゲランドの自然海塩入りバターを使ったキャラメルだ。とろけるような滑らかな食感で、キャラメルは固くて歯にくっつくという概念を覆された。口の中いっぱいに広がる濃厚なバターの風味に、塩気とナッツ類の香ばしさがバランスよく絡む。合成成分で凝固させるのではなく、有塩バターをたっぷり練り込むことで固めているので、「手にくっつくけど歯にくっつかない」柔らかさとコクが実現するのだそう。天然素材そのものの味や香りを生かすため、フルーツ味のキャラメルにも、香りを出すエッセンス類は一切使用していない。

 伊勢丹新宿店によるチョコレートの祭典「サロン・ド・ショコラ」では、、キャラメルを目当てに訪れるファンも多く、毎年長蛇の列ができた。5月のオープン当初も連日完売。今もキャラメルは、全種類合わせて1日に約2000個は売れるという。人気の秘密を確かめに行ってみては。


C.B.S.(セー・ベー・エス)

色とりどりのキャラメルたち

C.B.S.(セー・ベー・エス)
 キャラメル(写真左上、同右上)は、ほかに「ショコラ」、果実味が楽しめる「フランボワーズ」と「カシス」、オレンジに生姜(しょうが)を合わせた「オランジュ・ジャンジャンブル」、1つ1つ皮を手でむいたパイナップルにピンクペッパーをきかせた「アナナス・ベ・ローズ」、季節限定の「シトロン・ヴェール」と「ディアブル・ローズ」の8種類。好きなものを10個詰め合わせるバラ売り(同右、1575円)が好評で、1番人気の「C.B.S.」を3個と、ほか全種類7個計10個を購入していく人が多いという。また、日本の女性はフルーツ味を好むそうで、「サロン・ド・ショコラ」で人気だった焼きリンゴ味の「タタン」は、今秋から登場する予定だという。「キャラメル」、「ボンボンショコラ」(6個2132円〜)、「タブレット」(チョコレート、1個1575円〜)、「パータ・タルティネ」(ペースト、1個2730円〜)は週に1度キブロンから空輸している。マカロン(1個210円)、タルト(1個368円)、ケーク(パウンドケーキ、1本1890円〜)、夏季限定のクレムー(グラスケーキ、630円〜)など日本限定商品も豊富だ。


「自分は自分。常に新しいものを。」

C.B.S.(セー・ベー・エス)
 今年でちょうど創業30年、変わらない哲学は?と聞くと、「自分が変わってはいけないということです。ほかのものに惑わされることなく、自分は自分だと思っています。」と身ぶり手ぶりを交えながら情熱的に答えてくれた。さらに、「常に新しいものを、と思っています。」。お菓子のアイデアは、いつどこで浮かんだかということもすぐ手帳にメモし、実現のためのプロセスを考えていくのだそう。試作には、自宅の庭に育ったハーブなど、身近な素材を使用する。自分にしか作れない新たなものを生み出すため、日々絶えず努力するルルーさん=写真。伊勢丹新宿店バイヤーの松永 朗さん(32)も、「64歳とは思えない仕事に対する情熱と、親しみやすいお人柄」とルルーさんを絶賛する。


C.B.S.(セー・ベー・エス) C.B.S.(セー・ベー・エス)


ブルターニュの象徴をロゴに

 ランプ=写真左=のデザインを指さしながら、「ブルターニュ地方にある、木組みの家の建築様式をイメージしているんですよ。」と、ルルーさんは、自ら店舗デザインへのこだわりについて説明してくれた。ロゴマーク=同右=は、同地方の旗にあしらわれている動物のエルミン(白テン)をモチーフにしたものだそうで、テーマカラーの鮮やかなオレンジも、同地方の民族衣装が由来だ。新しいお菓子作りに挑戦し続ける一方、故郷の古き良き伝統を伝えたいという思いも強いことをうかがわせた。

 ※掲載商品は、季節によって異なります。



C.B.S.(セー・ベー・エス)
 19年ぶりに改装し、6月13日(水)にリフレッシュオープンをした伊勢丹新宿店地下1階食品フロア。「マーケットスタイル」「和のスタイル」「洋のスタイル」「イベントスタイル」と、フロアを四つに区分けした。従来のように日本酒とワインを同じコーナーに展開するのではなく、日本酒は「和のスタイル」に、ワインは「洋のスタイル」に配置した。食の専門家やフードアテンダントによるサービスも強化し、利用客の関心や買い方に沿ったフロア展開を目指した。現在、平日も多くの人が訪れ、活気にあふれている。


「HENRI LE ROUX アンリ・ルルー」
住所:郵便番号160・0022東京都新宿区新宿3の14の1、伊勢丹新宿店本館地下1階=洋菓子
電話番号:伊勢丹新宿店 大代表03・3352・1111
URL:http://www.henri-leroux.com


(商品価格、営業時間など、すべての情報は更新時点のものです。ご利用の際は改めてご確認ください)

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