ミシュランの三ツ星を40年連続で獲得しているフランスの名門レストラン「トロワグロ」。小田急百貨店新宿店本館・ハルクには84年に出店し、パンとスイーツ、惣菜、ワインなどを販売、20年来のファンも多い。この6月、スイーツ計20アイテムなどをリニューアルし、新たに加わったのが、「ミルフィーユ」だ。
スイーツコーナー店長の池田静江さんによると、
「売り場で、お客様から『ミルフィーユはないの?』という声が多く、今回新たに加えました。ミルフィーユはシンプルなようでいて、製造がとても難しい商品なんです。特にパイ生地をパリパリに仕上げるのが困難で、定番として出しているお店は意外と少ないんです。最近、人気のフランス系ショップやカリスマと呼ばれるような日本人パティシエのお店に並ぶようになり、私どもも、負けじと試作を重ねてきました」
トロワグロのミルフィーユは、厚くしっかりしたパイ生地の間に、自家製カスタードクリームが2層入っている。カスタードクリームは、甘さ控えめで、口の中でベタつくことがない。小ぶりだが、こんがり、サクサクとしたパイ生地の味がしっかりと感じられ、食べ応えは十分だ。
「パイ生地を厚めにし、フォークを刺した時に、しなしなと崩れないように表面にナパージュ(水飴を塗る)をして仕上げています。カスタードクリームももちろん自家製で、今回、このミルフィーユのために作りました」(池田さん)
商品開発を担当するバイヤーの佐藤正之さんも、
「『シンプル・モダン・ダイナミック』がトロワグロの商品全体のコンセプトで、それがミルフィーユでも実現できたと自負しています。価格も他店に比べて抑えていますので、ぜひ、ご家族で思い切り楽しんでいただきたいですね」
ハルク地下2階には、ランチやワイン、スイーツを出す「カフェ・トロワグロ」があり、近隣のビジネスパーソンや買い物客でにぎわっている。ランチは、前菜にメイン、パンとコーヒーがついて1680円、スープまたはデザートを加えると2205円と、ボリューミーながらリーズナブルな価格設定になっている。
「本場フランスでは敷居の高い高級レストランですが、日本では親しみやすい店作りを心がけています」(佐藤さん)