神楽坂が、少し前にドラマの舞台となったこともあって、週末はカメラを持った観光客で大にぎわい。住人の私は誇らしい気持ちがする半面、ちょっと心配。お気に入りのレストランは自慢したいけど、人に教えたくない……そんな心境。
でも言ってしまいます!神楽坂、ジュテーム(大好き)!
石畳の路地を一本入ると、そこには古き良き日本の風情が漂っています。黒塀、路地裏にいる猫や植木鉢、生活を感じさせる香り、そんな下町っぽい雰囲気がとっても好き!
神社の幼稚園ではフランス人の子どもが遊び、東京一(?)安いラーメン屋があるかと思えば、一見さんお断りの料亭もある。文豪の足跡を感じさせる老舗(しにせ)商店もあるし、チーズの専門店もある。この多様性!それでいて密度の濃いご近所付き合いなど、日本的な味わいを保っているところは感動を覚えるほど。
そして特筆すべきは、まだ芸者がいる花街であることでしょう。これが神楽坂の特別な魅力!街の顔が昼と夜とでガラリと変わるのもおもしろい。
一方で、フレンチレストランやワインバーが点在し、「プチパリ」と思えるほどのたたずまい。
私にはパリのムフタール辺りをほうふつさせます。石畳、坂、路地、日曜の歩行者天国……。週末には市が立つのも似ているし。そうそう、近所には、私が10年来講座を持っている東京日仏学院もあります!
そんな愛する神楽坂も、最近は高層ビルが建つようになってしまってとてもショック。この古き良き街並みと文化を、しっかり残してほしいのです。