日本には、バカンス(休暇)をとるのがプレッシャーになっている人がいると知ったら、フランス人はびっくりするでしょう。彼らはバカンスのために日々働いているのですから!
人生を前向きに生きるためにバカンスは欠かせません。疲れ、とりわけ精神的なストレスを癒やすには、日常から離れることが必要。仕事も肩書も年齢も忘れ、素の自分を取り戻すのです。いいエネルギーと新しいものの見方を身につけることで、周りの人にもいい影響を与えます。
大切なのは、「今この瞬間を味わう」こと。心を思い思いに浮遊させ、たなびかせるのです。美しい景色に酔いしれたり、壮大な自然に身をゆだねたり……。翌日のことは気にせず、ひたすら今を楽しむ。
新しいことに挑戦するいい機会にもなります。集中的にスポーツのレッスンを受けたり、新しい趣味に没頭したり、現地で外国語を習ったりするのもおすすめです。
そして、偶然の出会いを楽しむこと! 私の周りには、バカンスで出会ったカップルがたくさんいます。非日常の場で開かれた心と心が触れ合う、思いもかけないめぐりあい! それはロマンスだけに限りません。そんな出会いのためにも、予定はなるべく立てずに気ままに過ごすのです。
日常生活では得られない新鮮な時間を、親子で共有することもできます。
ほら、こうして過ごしていくと、とても2〜3泊では無理。やっぱり2週間は必要です。理想のバカンスを一度でも過ごせば、誰もがとりこになってしまうでしょう。みなさん、ボンヌ・バカンス(楽しい休暇を)!