フランス大統領選を戦った社会党のセゴレーヌ・ロワイヤル。彼女には4人の子どもがいますが、結婚はしていません。
結婚せずに子どもを産んで育てることが、ここ数年の流行というわけではないのです。それにフランスでも、女性は結婚したら主婦になるのが当たり前の時代がありました。私のおばあさんの世代は大体そう。
パリ5月革命から続く70年代、女性の意識は大きく変わり、いろいろな選択をする自由を得たのです。
まず、男女平等の流れで職業に就く機会が増え、経済的な自立を果たせるようになりました。独立心に目覚め、結婚を選ばない女性が増えたのです。
そして、ピルが広く利用されるようになり、妊娠を自分でコントロールできるようになった女性は、結婚を意識せずにセックスを楽しめるようにも!
禁止されていた中絶が認められ、75年の法改正で、離婚は前ほど大変なことではなくなりました。
フランスは、現実に即して法律を合わせていくお国柄のようです。社会が変われば法律も変える。当たり前に思えますが、日本ではなかなか難しいことのようです。先日、離婚成立後300日以内に生まれた子どもの戸籍について、法改正が結局見送られました。後に改善策の通達を出したとはいえ、こんな時代錯誤の法律さえ、すぐに変えられないのですからね!
結婚するかどうかの自由、子どもを産むかどうかの自由を、フランスの女性たちは十分知っています。そのうえで、子どもを産むことを選択する女性が増えているというのは、喜ばしいニュースではないでしょうか。