このあいだ、私の愛する妹ミレイが日本に遊びに来ました。彼女には9歳、4歳、10カ月と3人の子どもがいますが、遊びに来たのはミレイひとり。夫と子どもたちはフランスでお留守番。この話をすると、日本の友人たちは「え〜!」とびっくりします。
フランスの女性は子どもを預けてよく遊びに出かけます。夜、夫婦でディナーや映画に行くときは、ベビーシッターを頼みます。ベビーシッターは学生のアルバイトで最も一般的なもの。幼稚園や学校のお迎えをして、両親が家に戻るまで面倒を見てくれます。
日本とフランスで決定的に違うのが、ほとんどの公立小学校が幼稚園を併設していて、子どもが3歳になれば無料で通えること。0歳児を受け入れる保育園や、「保育ママ」の家に子どもを預ける選択もあります。育児休暇は最長3年認められるので、もちろん自宅で育てる人も。
いずれにせよ、働く女性は子どもが3歳になるまでのことを考えればいいのです。子育てを理由に、キャリアを中断することはありません。
それに、子どもが3人以上いる家庭には、さまざまな優遇がされます。家族手当(第2子以降の養育費を補助)だけでなく、収入によっては第3子から家族補足手当も支給されますし、「大家族カード」が発行され、国鉄や美術館などが割引になります。
ママになっても、ひとりの女性として美しく、魅力があること。そうあるためにも、家庭や子育てにかかりきりにならずに、仕事を持ち、趣味や遊びも楽しめること! これは少子化問題を考えるうえで、大切なテーマだと思いませんか?