「スシでいい?」
パリジャンたちが家でサッカー観戦するときに、よく出てくる会話です。
いまや出前といったらパリではピザよりもスシなのです! 妹の家族も週に1度はスシの出前をとっているのだとか。WASABI、MATSURIといった日本語が店名になっている宅配専門店も増えています。和食はもともとヘルシーフードとして話題ではありましたが、スシがこれほど一般家庭になじんでいるなんて!
ランチタイムにもスシは人気。10ユーロで色とりどりのニギリやミソスープがいただけます。盛りだくさんでヘルシー、しかも食べやすく、忙しいビジネスマンたちに受けているようです。
一方で、日本人シェフのフレンチレストランもパリで受け入れられています。「ひらまつ」「ステラ・マリス」は星付きですし、日本人ソムリエ、HIDE(石塚秀哉氏)の開いた「ル・プティ・ヴェルド」は高く評価されています。フランス人のシェフたちは、日本人の見習いを口々に褒めます。
さして日本通というわけでもない友人が、日本人パティシエの店をひいきにしていたり。そんなことは驚くことではなくなっているのです。
フランスに日本食レストランが増え、みんなが気軽に利用するようになりました。中には日本人経営ではなく、おかしな料理を出す店も多いようです。でも、それを「偽物はダメ!」と言うのではなく、このブームを日本のアピールのチャンスと考えてみてはどうかしら。スシ学校を作るとか、本物の日本料理に近づけるような手助けをして、日本料理のすばらしさをもっと伝えられたらいいのに!