は〜い、ドラで〜す! 私はこのドラという名前が大好き。ギリシャ語で「贈り物」を意味する、フランスでも珍しい名前の一つです。
日本に来たときに、発音しやすく分かりやすい私の名前は「日本人向けの名前なんだわ」とうれしく思ったものです。
興味深いのは、私の名前を聞いたときの日本人の感想。
「ドラ猫っていう言葉があって、あちこちを放浪する自由な猫のことを言うんですよ」
「ドラ猫っていうのは、悪さばかりをする不良の猫なんだよ」
人によって「ドラ」にまつわる評価はいろいろ。私はもちろん、前者の意見をいただくことにして、この連載のタイトルにも使っています。
そのほかにもドラがつく言葉はいろいろあってびっくり。どら焼き、どら息子、銅鑼(どら)。それに、私の心の友であるドラえもん! 私は彼に親類のような近しさを覚えているのです。領収書をもらうとき、「ドラえもんのドラです」とよく言いますし、グッズ集めもしています。
ルームメートとシェアをして暮らしていた頃、ぐっすり寝ていた私は、「ドラ〜ッ!!」という大きな声で起こされました。眠い目をこすりながら、「どうしたの?」と聞いたら「呼んでないよ」との返事。そう、彼らはマージャンをしていたのでした。
そして、ある日大発見! DORAに、なんとTOKYOとPARISが隠れているではありませんか。
やっぱり生まれたときから、東京とパリ、行ったり来たりの生活を運命づけられていたのかな……。