ニコラ・サルコジ氏(52)が、仏大統領になって半年。私はけっしてサルコジ派ではありませんが、「開放政策」「過去との決別」をうたう内閣の顔ぶれには注目しています。
女性閣僚が増え、3分の1を占めるのはうれしいポイントです! スウェーデンやノルウェーなどの水準に、やっと近づいたと言えるでしょう。
女性は男性とは違った視点やセンスを持っています。女性管理職が当たり前になるなど、ビジネスではすでに認められているこうした力が、政治にも発揮できればいいですよね。
セネガル出身のラマ・ヤド外務・人権担当閣外相は若干30歳。キュートな顔立ちと理路整然と話す姿をニュースで見て、私はひと目で好きになりました。知的美人と評判で、大統領の信頼も厚いラシダ・ダチ法相や、NGOの代表だったフェデラ・アマラ都市政策担当閣外相らは、移民からの登用という点でも注目されます。彼女たち3人がイスラム教を信仰しているというのも、カトリックが主流だったフランス社会の大きな変化でしょう。
フランスで政治家といえば、グランゼコールの国立行政学院出身というのが常識でした。でもサルコジ内閣は学歴重視ではないみたい。なんと、スポーツ担当閣外相は今年の仏ラグビー代表監督なのです!
サルコジ氏の所属する民衆運動連合(UMP)からの起用が少ないとの批判に、彼はこう答えています。「私はUMPではなくフランス人すべてのための大統領なのだ」と。
適材適所を考えての人事だという、この多様な顔ぶれ。うまく生かせるのか、彼の手腕が問われます。