日本人は年齢に本当に敏感。
日本で妹のミレイを紹介するとき、いつも違和感を覚えます。日本語では「姉」「妹」どちらかを選ばなければなりません。フランス語では「姉妹(sur)」という単語しかないのに。
同い年の友だちが多いのも日本人の特徴じゃないかしら。「彼女、ドラと同い年よ」と紹介されても、コメントのしようがありません。職業や学歴、肩書、年齢に関係なく、心で付き合えるのが友だち。私の友人にはずいぶん年上もいれば年下もいますし、彼らの年齢を気にしたこともありません。
「もう年だから」というのも日本でしか耳にしない言い回しの一つ。この言葉、まだ30歳そこそこの女性ですら使うのだからびっくりです。
以前、有名スキーヤーの故三浦敬三さんと息子の雄一郎さんに会ったとき、そのパワーに圧倒されました。100歳を超えてもスキーを楽しんでいた敬三さん。年齢に関係なく、好奇心とチャレンジ精神を持った人は若々しく見えるものです。
日本に支店を持つ、フランスのエステサロンのオーナー、フランソワーズ・モリスさんのポジティブなエネルギーにも感動しました。つややかな肌にスッと伸びた背筋、張りのある声、そしてスマイル! 誰も彼女が80歳を超えているとは思わないでしょう。
パリでは一人でお茶をしている老婦人をよく見かけます。タイトスカートからのぞく自慢の脚を組み、カフェの片隅に座るエレガントな姿に、ギャルソンは「今日もおきれいですね」なんて声をかけます。
生きている限り、誰もが現役なのです!