「おひとりさま」はパリでも増えてきています。一人暮らし用のマンションや旅行などの市場で、一人の生活を楽しむ女性は重要なターゲット。
パリに比べて東京は、一人が暮らしやすい街だと思います。カウンターのある小料理屋やラーメン店、食堂などでは、隣り合った人と言葉を交わし、店の主人とおしゃべりしながら一人でも楽しく食事ができます。パーティーに一人で参加しても、言い訳を求められませんしね!
私は一人暮らし推奨派。「おひとりさま」は人生で一度は経験すべきものだと思います。自分の思い通りに暮らす、自由でフレキシブルな生き方!
完全な自由を満喫するには、経済的に自立し、精神的に強くあることが求められます。そして裏を返せば孤独であるとも。
孤独は私にとって決してネガティブなものではなく、友だちのような感覚です。フランスで活躍する有名な歌手、ジョルジュ・ムスタキも言っています。「孤独と一緒だから、私はひとりぼっちではない」と。
私は社交的な人間で、交友関係も広いのですが、一人の時間をとても大切にしています。頭ではなく心が喜ぶことをする時間と言えばいいかしら。
散歩をして夢想にふけったり、アロマキャンドルをたいてお風呂につかったり……。バッテリーをリチャージし、時には思いがけない偶然を楽しむ。そんな、気持ちのいい空間と時間にいつでも切り替えられるのが、自由な暮らしのだいご味です。
この「個人」を生きる精神、家族やパートナーと暮らす上でも、とっても大切なテーマです。