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ネット取引、新たな仕組みを
私のようなアナログ人間の机にも、いつのまにか何代目かのパソコンがのっている。画廊のホームページもある。ホームページを見ての問い合わせや来廊は当たり前になってきた。が、インターネットのみで高額な作品を売買するのは難しい。見ず知らずの相手、どうすればお互いに信用し合えるのか? なによりもぜひホンモノを見ていただきたい。
最近、インターナショナルな画廊のインフォメーションと作品販売の広告ページであるアートネットにも参加した。すると海外からの問い合わせが頻繁になった。同時に悪質な手口への警告メールも入ってくる。小切手を受け取り、作品を送ったが小切手がニセモノだったとか、など。
そんな中、海外との取引も、いくつか成立した。ひとつはオランダのコレクターとの間で。価格の交渉はあったが、先に代金を振り込んでもらい、発送。問題なく取引を終えた。
次に、フロリダの画廊がウォーホルの版画に興味を示してきた。ウォーホルのシルク・スクリーンは状態のチェックが欠かせない。なにしろ額装しただけで圧された跡がつく。詳細なリポートを出したが、こちらも先方が満足するかどうか心配だ。結局ニューヨークの知人の画廊に送り、相手も代理人を送って現物を確認することになった。こうして時間はかかったが、フロリダの画廊は満足し、代金を振り込んできた。
安い作品ではないので手間をかける必要があった。この方法は親しい知人がいたからこそ成り立ったのだが、ネットを通じたインターナショナルな取引には、なにか第三者的な仕組みがあればいいのにと思う。
(ガレリア・グラフィカ)
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