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ドライフラワーアレンジメント
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表情豊かな自然を凝縮
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教室の扉を開けると、空気のにおいが違っていた。香ばしいというか、イグサの香りにも似ている。空気にコクがある感じだ。
参加したのは、約2時間の体験コース。小麦やラベンダーを使ったアレンジに挑戦した。
「使うのは山梨の新麦。収穫後2週間乾燥させたものです」
教室を主宰する吉本弘美さん(42)が教えてくれた。この小麦にロリエやラベンダーを合わせ、形作っていく。
ひし形になるように、ロリエの葉を速乾性の糊(のり)で張っていく。「葉の表情をよく見て」と吉本さん。同じ場所でも丸まった葉とまっすぐな葉を張るのでは、全体の印象が全く異なるから面白い。
でも、自分のセンスになかなか自信が持てない。周りの出来ばかり気にしていると、「『虫食い』もかわいいのよ」と、吉本さんが一枚の葉を拾い上げた。実はそれは「不格好だから」と私が捨てようとした葉。早速採り入れると、全体に流れるような自然のまとまりができた。吉本さんの言う「表情」の意味が少し分かってきた。
ラベンダー、アザミと加えていくと、立体感が出てくる。「人間と同じで、横顔も大事。側面からもよく見て」と吉本さん。
出来上がりを他の生徒と見て回った。「シャープだね」「やわらかい印象ね」。まさに十人十色。持ち帰った作品を壁に飾ると、部屋が少し優しくなった気がした。
次に「初級コース」の教室を訪れた。この日は、ミニひまわりやアジサイを使ったリースがテーマ。「ひまわり達が話しているように対称に張って」と吉本さんらしい言葉が響いていた。
教室に着くなり熱心に復習していた山崎万里子さん(57)は、月1回群馬県から新幹線で通う。「自然な色の組み合わせが好き。友人にもプレゼントしたい」と楽しくて仕方がない様子。
生徒は30〜50歳の女性が中心だが、70代や、夫婦で習いにくる人も。なかにはプロを目指したり、雑貨屋を開くアイデアを習得しに来たりする人もいるという。
吉本さん自身、もともと洋服ブランドの広報をしていた。その後、家具や雑貨を扱う店に転職し、当時珍しかったドライフラワーアレンジメントと出合って、腕を磨いた。その経験から、常に「部屋になじむアレンジ」を心がけている。
「生花はそのままできれいだけど、色と香りが凝縮したドライには深みがある。そして、一番すてきな表情を引き出してあげられる」。吉本さんが魅せられた理由だ。
(坂本悠子)
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手触りもにおいも異なる花々が面白い。小麦も角度によってギザギザ感が違う点など、小さな発見がうれしい。
花材によっては、くしゃみが止まらない、という人も。苦手な種類がわかる人は、事前に確認した方がいい。
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山梨や北海道から取り寄せた花材は約50種。「ドライ」とはいえ、色鮮やか
スタンドにかけ、全体を見ながら進める。慣れれば、どこにどの花を持ってくると良いかが感覚で分かるという
【用意するもの】
エプロン
◆リベリュル 東京都世田谷区奥沢6丁目(九品仏駅、TEL03・3705・1149、http://www.libellule.jp)。(火)(水)休み。体験コースは7月28日(金)、30日(日)、午前11時。3990円(花材費込み)。以後も月2回実施。10月からは全10回の定期教室も。専門講師による紅茶セミナーやシュガークラフトも同教室で開催。
◆「ドライフラワーを飾る」 吉本さんの作品も多数紹介。「玄関に」「寝室に」など、場所ごとに合ったアレンジを提案。花材と特徴を写真と合わせまとめた「ドライフラワー図鑑」もあり、初心者にも分かりやすい。文化出版局、1890円。
◆かんとりーまむ 横浜市青葉区美しが丘5丁目(あざみ野駅、TEL045・904・0250、http://www.countrymom.co.jp)。田舎の一軒家風の造りの店。約50種のドライフラワーを販売。午前10時〜午後4時。(日)休み。定期教室や出張講習も。体験コースは7月26日(水)、28日(金)、8月18日(金)、19日(土)。5250円(花材費込み)。
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