懸賞サイトは朝日マリオン・コム-懸賞 プレゼント、懸賞 応募、懸賞 旅行
2007.3.15(木)更新  楽しみ学 ことはじめ
楽しみ学 ことはじめ
自分のペースで折り進める。早い人は次々と花びらを仕上げていく=東京都文京区で(撮影・佐藤朗)
楽しみ学 ことはじめ
 いらなくなった紙やアメの包み紙などで、手なぐさみに折り紙をしている。といっても、できるのはツルか奴(やっこ)さん。20年以上、レパートリーは増えていない。もっとできれば楽しいかもしれない。そう思い、東京都文京区湯島の「お茶の水 おりがみ会館」へ向かった。
折り紙
小さな紙で広がる世界
 教室に着くと、すでに50人近い生徒が座っていた。親子連れや孫と一緒の人もいる。壁際の棚には、紙で作ったとは思えないような人形や花が並ぶ。
 講師は、館長の小林一夫さん(65)。和紙のしにせ「ゆしまの小林」の4代目でもある。「できなくても心配しなくていいですよ。折り紙ができないのはね、その人のせいじゃない。教える方が悪いんだから」。軽妙なトークとともに、1時間40分の教室が始まった。
 今回教えてもらうのは桜。花びらを五つ折り、のりで張り合わせる。厚みがある和紙を使うのも新鮮だ。配られた折り紙は、表がピンク、裏が深紅の華やかなもの。眺めているだけで、気持ちが春めいてくる。
 みんなに見えるよう、小林さんは特大サイズの紙を使う。「まず、三角に折ってください」。驚いたのは、机の上に置くのではなく、持ち上げて折った方がいいということだ。机に置いて上から押さえるよりも、親指と人さし指の爪(つめ)の先で紙をはさみ、すべらせた方が折り目がしっかり付く。対角線の角と角を合わせてそこをつまみ、その下の、三角形の底辺にあたる部分を押さえる。中心から右へ、左へと、折り跡を付ける。「ちょっとくらいずれていても気にしない、気にしない」。小林さんの言葉に励まされ、折り進めていく。
 途中、分からなくなってしまって周りの人に助けられながら、やっと花びらが一つできた。広げると小さな器のようになる。アメやアクセサリーを入れてもいいかも。使い道を考えていると、小林さんが言った。「花びらを手紙に入れて、合格祝いや花の便りを出してもいいですね」。なるほど。この小さな折り紙一つで、手紙をもらったうれしさが倍増しそうだ。
 「紙さえあれば、年齢、性別に関係なく誰でもできる。時と場所も選ばない。それが折り紙の魅力です」と小林さん。一番前の席で熱心に習っていた藤田正子さん(75)は「折り紙は言葉ではなくて形で理解できる。旅行の時に海外の方とも交流ができて、楽しくて」とほほ笑んだ。「はし袋や紙ナプキンで、サッとできるのもいいですね」。1人で楽しむ趣味のように思っていたが、どうやらそうとも限らないらしい。
 家に帰り、包装紙を使って桜を折ってみた。同じ形なのに、全く雰囲気が違って面白い。これをあの人への手紙に入れてみよう。いつも毛筆で手紙をくれる、遠くに住む知人の顔が浮かんだ。
(中嶋麻喜)
悦楽  折り紙はカバンに入れていてもかさばらないので、気軽に持ち歩け、いろいろな場所で折れる。プレゼントに添えれば、気配り上手な印象に。

悦楽  その場では分かったつもりでも、もう一度折ろうとすると意外と忘れている。自分でも折り紙を用意して、すぐに復習する必要がある。


楽しみ学 ことはじめ 楽しみ学 ことはじめ
 (写真上) 指導する小林一夫さん
 (写真下) 完成した桜。
色の組み合わせを考えるのもたのしい
【用意するもの】
 筆記用具、よく切れるハサミ、ボンド、カッター、定規

 小林館長の折り紙教室 東京都文京区湯島1丁目、お茶の水 おりがみ会館(御茶ノ水駅、TEL03・3811・4025、http://www.origamikaikan.co.jp )。毎月4回程度開催。3月は23日(金)、31日(土)、午後1時から。1000円。要予約
 カフェきあん 折り紙教室 東京都新宿区四谷4丁目の東長寺境内(新宿御苑前駅、TEL03・5919・1601)。4月19日(木)午後2時。湯浅信江さんが、季節に応じた折り紙を教える教室。4月は端午の節句の兜(かぶと)など。3000円。

 「オリガミ雑貨Book」小林一夫監修、文化出版局、1365円。和紙やラッピングペーパーを使い、祝儀袋、グリーティングカード、ケーキを入れる箱などを作る。部屋の飾りやプレゼントに使える「雑貨」としての折り紙を紹介。
折り紙カードブック「折りCA」折り紙グラフィックユニットcochae(コチャエ)著、青幻舎、1260円。カラフルな模様が印刷された紙を本から切り取り、説明に従って折ると、ハトやカエル、風車などが完成する。


(2007年3月15日、朝日新聞マリオン欄掲載記事から。商品価格、営業時間など、すべての情報は掲載時点のものです。ご利用の際は改めてご確認ください)

asahi-mullion.comトップページへ
サイトマップ | 会社案内 | 朝日マリオン・コムとは | 姉妹メディア | 会員規約 | 個人情報・著作権
  asahi-mullion.comに掲載の記事や情報、写真の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。
Copyright 2007 Asahi Mullion 21. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.

懸賞サイトは朝日マリオン・コム-懸賞 プレゼント、懸賞 応募、懸賞 旅行