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2004.11.10(水)更新  新 百名山
  於茂登岳( 526m 沖縄県 )  小なれど南国の最高峰
於茂登岳
  於茂登岳の東側から 松島昭司さん(沖縄県石垣市)撮影

【行程】於茂登岳登山口へは、バスの便もあるが車が便利。登山道は一本道。通常の歩行時間は登りで1時間前後。
 
 沖縄県といってもいささか広い。いや、長い。鹿児島県の大隅半島から奄美諸島を経て、南西へ約1200キロの台湾までの間、島が架け橋のように連なって弧を描いている。その真ん中あたりに沖縄島がある。

 沖縄島から約400キロ南西にあるのが石垣島だ。日本列島の先っぽなのだ。この島に於茂登(おもと)岳という標高526メートルの山があって、沖縄県の最高峰であるということは知っていた。しかし、恥ずかしながら、於茂登岳に登ると決めて地図を開いて初めて、位置関係が頭に入った。

 石垣島は八重山諸島の交通の要でもある。与那国島も、人気の高い西表島も石垣島が出発点だ。羽田空港から直行便もあるが便数が少ない。9月の末、ぼくたちは台風の合間を縫って那覇経由で石垣空港に降り立った。

 島はひしゃく型をしている。空港は島の南側にあり、目指す於茂登岳は空港の反対側、島の北寄りにそびえている。標高は低いが、小なりとはいえ山系の盟主としての存在感がある。沖縄県の最高峰であり、遠征気分も味わえるので登ってみる価値は十分にある。

 「於茂登岳の元々の表記は『大本嶽』で、島の『おおもと』を成すという意味です」とは島の人の話である。

 距離があるので、レンタカーを借りて登山口に向かった。街並みを抜けるとアスファルト道路が北へ、於茂登岳へと向かってのびている。たまにすれ違う乗用車はいずれもレンタカーであった。

 登山口の手前に車を置く。コースはよく整備されているが、セメントで固められている個所が多く、台風の翌日で湿気が多いせいか、ぬめっていて滑りやすい。下りは足運びに注意が必要だった。

 亜熱帯特有のミニジャングルの中を冒険気分を味わいながら、登りはゆっくり歩いて1時間50分。下りは慎重に足を運んで50分で登山口に戻る。

 山もよかったが、島自体がとても魅力的だ。時間がゆっくりと流れる。夕方、ホテル近くの海鮮料理店へ行った。生ビールを飲みながらマスターと話していたら、出身は新潟だという。島の居心地の良さにひかれて移り住んでしまったそうだ。彼の気持ちがよく分かった。

 あしたは西表島へ遊びに行こう。

 周辺情報

日本一早い夏・八重山の海びらき
 来年3月20日(日)、沖縄県石垣市の底地(すくじ)海水浴場。全国で一番早い海開き。ミス八重山の発表やマリンスポーツ大会、初泳ぎなどが楽しめる。石垣島の3月の平均気温は20度前後、県花のデイゴやテッポウユリが開花する。問い合わせは市観光課(TEL0980・82・1535)。
大琉球・まつり王国
肝高の阿麻和利  12月18日(土)、19日(日)、沖縄県宜野湾市真志喜4丁目の沖縄コンベンションセンター劇場。
 ▼18日=現代版組踊り「肝高(きむたか)の阿麻和利(あまわり)特別編」(写真)。
 ▼19日=ミュージカル史劇「琉球三国志」を上演。
 いずれも午後1時と6時。6時の部はディアマンテス(18日)、りんけんバンド(19日)などの演奏も。各回定員1700人。用紙を取り寄せ12月6日までに申し込む。エイサーや三線など伝統文化の体験コーナーも。問い合わせは沖縄観光コンベンションビューロー(TEL098・859・6128、http://www.ocvb.or.jp)。

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