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2005.6.22(水)更新  新 百名山
飯野山(いいのやま)   422m 香川県
西行も詠んだ讃岐富士
飯野山
丸亀市から朝の飯野山を望む。
全日写連会員・石川広明さん(香川県善通寺市)撮影。

【交通】野外活動センター近くのバス停「飯野山登山口」までは丸亀駅からコミュニティーバスを利用。
 
 香川県から選ぶ新日本百名山を飯野山とするまで、時間がかかった。

 四国では、愛媛県に西日本最高峰の石鎚山(いしづちさん)がある。徳島県には第2の高峰となる剣山(つるぎさん)がある。高知県には日本百名山こそないが、県の山好きには「さんれい」と呼ばれて親しまれている三嶺(みうね)がある。しかし、香川には、最初、これという山が思い浮かばなかった。

 資料に目を通していたら、西行が詠んだと伝えられる、として「讃岐にはこれをば富士といひの山朝げの煙たたぬ日もなし」が紹介されていた。飯野山のことだ。讃岐富士といわれるほどに品格があり、歌に残されるほどに歴史がある。標高は422メートルだがこの山を新百名山に選ぶこととした。

 飯野山はJR坂出駅南約4キロに位置している。実はうちのカミさんは坂出出身だが、登ってないという。それじゃこのチャンスに登ろうじゃないかと、息子2人も引っぱり出し、3月20日の昼ごろ丸亀駅の改札口に集まった。登山口となる野外活動センターまではタクシーを利用してしまう。登山道は幅広く山を一周するように拓かれている。危険個所は皆無といっても過言ではあるまい。いつものように準備運動を済ませてからスタート、ゆっくり足を上げていき、途中5分ほど立ち休みをして1時間足らずで頂上に到着した。

 頂上は樹林で展望はないが、西側に少し下った所に「おじょも」の足跡の残された岩塊がある。傍らに展望台が設けられていて、讃岐平野が一望できる。おじょもというのは、この地に残る巨人伝説の主人公。山を造るのが好きであったとか。巨人と伝えられているのに、残っている足跡は意外に小さい。

 往路を下れば1時間も要さない。安心して登れる名山であった。

 翌日我々は金刀比羅宮を訪れた。その本殿辺りから望む飯野山は、平野部に浮かんで均整のとれた美しさがあると聞いたからだ。

 表参道の両側にはみやげ物屋と旅館が並んでいる。お宮の横の展望所から北東を望めば、飯野山の美しい山容が、目にとび込んできた。讃岐富士と金刀比羅宮を楽しみ、そして讃岐うどんに舌つづみをうつ2日間の山旅になった。

 周辺情報

さかいで大橋まつり
 8月5日(金)〜7日(日)、香川県坂出市(坂出駅)。
 メーンは7日午後6時、坂出駅前ハナミズキ広場で行われる「太鼓台競演」。12台の太鼓台が豪華さ、勇壮さを競う。▼6日(土)午後4時、「瀬戸大橋パレード」。7時、約4000人が踊り歩く「総おどり」。9時半、坂出港で海上花火大会。
 問い合わせは市商工観光課(0877・44・5015)。

まるがめ婆娑羅まつり
 8月27日(土)、28日(日)、香川県丸亀市(丸亀駅)。
 婆娑羅(ばさら)大名と呼ばれた佐々木道誉にちなんだ祭り。「こんぴら舟々」をアレンジした曲にあわせて踊る婆娑羅ダンス「風起」や、幼稚園児らのパフォーマンス「バサラ☆キッズ」も。27日午後8時、丸亀港で花火大会。
 問い合わせはまつり準備室(0877・23・1239)。

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