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2005.8.24(水)更新  新 日本百名山
赤石岳(あかいしだけ)   3120m 静岡・長野県
紅色の石の沢に山名由来
赤石岳
荒川三山・前岳のお花畑から赤石岳を望む。
全日本山岳写真協会・宮本宏明さん(横浜市)撮影。

【交通】静岡駅から畑薙第1ダムへはバスで約3時間半。ダムから椹島までは宿泊客対象の送迎バスあり。問い合わせは東海フォレスト(0547・46・4717)。
 
 南アルプスは赤石(あかいし)山脈を背骨として、富士川と天竜川の間に枝脈をのばす、わが国屈指の山群だ。中央を割って大井川が流れる。赤石岳(あかいしだけ)はこの南アルプスの盟主なのだ。東海道線静岡駅の北北西約58キロに位置している。

 ぼくが初めて赤石岳を踏んだのは1964(昭和39)年。本格的な登山修行のため昭和山岳会に入会して2年目の夏山合宿で赤石沢北沢を沢登りしてのことだ。東海道線金谷駅から大井川鉄道で千頭へ。トロッコ電車に乗り換えて井川まで。さらにバスで畑薙第1ダムまで入る。今でこそ大井川沿いに林道が拓(ひら)かれて、登山基地となる椹島(さわらじま)や二軒小屋へは送迎バスを利用できるが、当時は自らの足に頼るしかない山道であった。

 パーティーは総勢6人。ダムから歩き始めたのは昼過ぎであった。沢の中で野宿すること二晩。三日目、北沢源頭を横切る登山道に抜け出したときは、ホッと胸をなでおろした。沢の中では美しい紅色のラジオラリア板岩が目を楽しませてくれた。赤い石の沢、その源頭に屹立(きつりつ)しているから赤石岳だという。山名の由来を直接目にすることが出来たのは喜びだった。赤石岳の存在は深く刻み込まれた。

 赤石岳への一般コースは、静岡県側には椹島から登る小赤石尾根があり、長野県側には小渋川ルートがある。尾根上には寝具や食事も供してくれる赤石小屋があるので安心だが、小渋川ルートは徒渉をくり返すので初心者には勧められない。しかし、登りがいがあるので、中級者にはチャレンジして欲しい。

 現在のぼくが、よく歩いているコースを紹介しておこう。

 一日目は椹島まで。一日がかりで入山するので、赤石岳往復登山ではもったいない。椹島を基点にして荒川三山(あらかわさんざん)から赤石岳へと縦走するのだ。二日目は、千枚小屋まで登る。約9時間。三日目は荒川三山を縦走し、荒川小屋まで、約7時間。四日目、赤石岳に立ち、小赤石尾根を下って赤石小屋まで約7時間30分。五日目、椹島まで下山、約4時間だ。

 赤石岳はでっかすぎて、体力に自信がないという方にはお勧めできないが、大井川の支流、寸又峡にある寸又峡温泉は南アルプスの雰囲気を味わえる温泉としてお勧めできる。

 周辺情報

赤石温泉白樺荘
 静岡市葵区田代(東名道静岡インター、TEL054・260・2021)。
 入浴、休憩施設とも無料の市営の温泉。泉質は単純硫黄泉。食堂では鹿刺し定食(1500円)、ヤマメおろしそば(900円)、メンパ御膳(1300円)など地元の食材が味わえる。午前10時〜午後4時。(火)休み((祝)の場合は翌日、8月と11月は無休)。

静岡おだっくい祭り
 9月17日(土)、午後1時〜5時、18日(日)、午前11時〜午後7時半、静岡市葵区の、けやき通り(静岡駅)、清水区の清水駅東口など4カ所9会場。
 03年、新「静岡市」の誕生を機に生まれた、よさこい形式の祭り。「おだっくい」とは静岡弁でお調子者の意味。県内49チームと県外16チーム、のべ約2200人が地域色豊かな様々な踊りを披露しあう。問い合わせは実行委(054・258・4969)。

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