直木賞作家、東野圭吾原作の映画「手紙」で初めての母親役を演じる。殺人犯の兄(玉山鉄二)の存在で、偏見の目で見られ続ける主人公(山田孝之)に寄り添い、支え、我が子を見守る由美子という難役だ。しかし、「今回は難しい芝居が多かった」と言いながらも、余裕ある表情、落ち着いた雰囲気で話す。
「パッチギ!」で多くの新人賞を総なめにし、テレビドラマ「1リットルの涙」、自ら歌った主題歌もヒットした「タイヨウのうた」の好演も記憶に新しい。今年は出演映画の公開がすでに5本目で、今、最も注目されている若手女優の一人。さすがの貫禄だ。
ひたむきに愛し、芯の強い由美子は彼女自身の反映のようだ。「前に進んで、結果失敗しても、すばらしいものに出会えるかもしれない。その彼女の逃げない姿勢に共感できる」と語る。「生きてきたすべてが今の私を作ってる。色々な経験、失敗。そこから、誰よりも強くならなくてはいけないし、誰よりも優しくならなくてはいけない。そう思う」。
目標は、との問いに、「今後、いい女優になっていくために、自分に限界を作りたくはない。どこまででも幅を広げていく」と答える。好きな女優は米国の演技派俳優ジュリアン・ムーアだという。美しさに甘んじることのない、演技・芝居への強い意気込みがひしひしと伝わってきた。
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全国松竹・東急系にて公開中。
左は山田孝之
©2006 映画「手紙」製作委員会
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