手塚治虫原作の怪奇漫画を映画化。父の野望と引き換えに奪われた体の48か所を取り戻すため、魔物を倒し続ける百鬼丸(妻夫木聡)。柴咲は、誰にも心を開かない百鬼丸と、ひょんなことから旅を共にする男装の盗っ人・どろろを演じる。殺された両親の敵討ちに燃え、戦乱の世をしたたかに生きる役だ。
ニュージーランドの原野で撮影された、時空を超えた光景の中、跳びはね、笑い、怒り、泣き、百鬼丸や自分の運命と必死にぶつかっていく演技が印象的。旅の中で変わっていく百鬼丸とどろろ、そして二人の関係も見どころだ。
心の奥を隠し、強がって生きるどろろ。「誰でも、人に見せる顔とひとりぼっちの顔ってあると思う」。役に共感する部分も多かったが、自身は弱みも隠さずに出す方だという。
「後悔だとか、ああすればよかったとかは成長の一つ」。そう考える。
多彩に活躍する中でも、演じることについて考え込むこともあった。しかし今は自分の足りない部分は認めつつ、受け止めてくれる観客やスタッフがいることが、「勇気になり、自分を認識できる場にもなっている」としっかりと感じている。
質問の間、大きな瞳は、まったく視線を外さない。「なんでも見たい、聞きたい、知りたい、っていう欲が出てるのかも」と語る。演技にもそんな姿勢が表れているようだ。
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1月7日(土)から全国東宝系で公開。
写真右は、共演の妻夫木聡。
©2007 映画「どろろ」製作委員会。
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