薩摩島津家の分家に生まれながら将軍の正室になった女性の生涯を描く、1月6日開始のNHK大河ドラマ「篤姫(あつひめ)」。篤姫(宮アあおい)の幼なじみで、後に薩摩藩家老となる小松帯刀(たてわき)を演じる。等身大の若者から個性的な役までこなす、若手人気俳優の瑛太にとって初の本格時代劇、しかも大河の重要な役どころだが、「プレッシャーはないです」といたってクール。
西郷隆盛ら藩士をまとめあげ、薩摩藩を明治維新の中核にした帯刀について「邪気が無く、まっすぐで誠実な人」と分析する。篤姫に恋し、結婚を願うものの機会を逃し、気持ちを伝えないままあきらめてしまう帯刀。「帯刀は優しいから、篤姫や周りのことを考えた結果、告白しなかったのだと思うけど、僕だったら何があっても気持ちを伝えますね」
でも、帯刀本人の写真を目に入る場所やパソコンのデスクトップに飾り、日頃から意識するうちに、瑛太自身の理想の男性像に変化が起きた。「今までは『おれについてこい』って言う強い人をかっこいいと思っていたけど、最近は、自分のことより周りに対して愛情を持てる帯刀みたいな人がよくなりました」
ロケで鹿児島へ行ったとき、地元に住む祖父が撮影を見に来てくれた。「すごくうれしかった。おじいちゃん孝行ができました」。クールな表情の中に時折見せる優しい笑顔。ドラマの中でたくさん見せてくれることだろう。
(浅利 貴子)
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左は共演の宮アあおい
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