やりたいことを まず
私は、研修で「ココロの余裕をつくる」ということをよくやる。理由は、「ココロの余裕」が無いのに「ココロの元気」なんて無理だと思うから。
じゃあ、どうしたら、「ココロの余裕」がつくれるのか? ありきたりの答えだけれど、やっぱり、時間の余裕を持つことが大切。時間って、みんなに平等にあるはずなのに、使い方次第でこんなに差のでるものは無い。いつも「時間がない」と騒ぐ割には何もできていない人と、あくせくせずとも、いろんなことが出来ている人がいる。
かつての私は、スーパー要領の悪い人間だった。夏休みの宿題はためる。美術や家庭科は、段取りが悪くて、いつまでも片付かない人間だった。そして、それを能力のせいだと思っていた。「どうして、要領の良い人間に生んでくれなかったの」と、親を恨んでいた。
そんな私が、めちゃめちゃ忙しい時代の吉本興業に入社。とにかく、分刻みの仕事のオンパレード。人間って、不思議なもので、「時間がある」と思っていると、後回しにしてしまうことでも、本当に時間が無いとなると、やれる時に何でもやろうとする。本当に時間がなくなると、いかに隙間(すきま)時間をうまく使うか工夫するようになる。
それでも、その時の私は、まだ時間に振り回されていた。そんな私に、先輩がアドバイスしてくれた。「忙しい時こそ、やりたいことからスケジュールを埋めろ」。またまた不思議なことに、やりたいことからスケジュールを埋めると、時間の使い方にメリハリがついてきた。
研修では、よく、「やらなければならないこと」「やりたいこと」「いつやってもいいこと」と分けて書き出してもらう。そして、すぐにやれることを考えてもらう。いつやってもいいことは、やらないことにする。すると、楽しくココロに余裕を持って、やりたいことを楽しく考えるきっかけができる。
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| 題字・イラスト ながた かず |