インドの活気に圧倒
私は旅行が大好き。ちょっとだけ、日常から離れることができる。知らない街を好奇心いっぱいにワクワクしながら歩いているだけで、多少悩み事があっても、「クヨクヨしている場合じゃないよなあ」と元気になれる。
先日、インドのムンバイに行ってきた。かつては「ボンベイ」と呼ばれていたムンバイ。人口が1300万人とも、1400万人とも言われていて、世界最大級の都市らしい。
まもなく、飛行機が着陸という時に窓を見てびっくり。「空港の近くはアジア最大のスラム街」とガイドブックに書いてあったけれど、無数のバラック屋根が目に飛び込んできた。
空港から迎えの車に乗ると、すっごい車の量。3車線のところ(といっても、車線すらないけれど)を、4車線にも5車線にもなって走る。そのすき間をオートリキシャという原付き三輪車が走って行く。「ぶつからないのだろうか」と冷や冷や。そんなこと気にもせず、私たちの乗った車は、わずかなすき間に割り込んで走って行く。思わず「神様、どうか無事にホテルに着きますように」と祈ってしまった。
しかも、停車すると、車と車の間をぬって、少年が花やら本やらを売りに来る。「危ない! どうか事故に遭わないように」と、またまた祈る。横断歩道も信号もないので、通行人は思いのままにどんどん横切って行く。車内では、そんな人たちが車にひかれないかドキドキしっぱなし。
人口が11億人を超えて、中国と並ぶと言われているインド。いずれ地球上の4人に1人が中国人で、4人に1人がインド人になると言われてもいる。そりゃあ、活気もあるはずだよなあ。
至る場面でたくましく生きる人々に圧倒され、私の悩みなんてちっぽけに思えたインド旅行だった。
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| 題字・イラスト ながた かず |