幸せ運ぶ感謝の言葉
今まで私が出会ったココロの元気な人は、つくづく感謝上手だと思う。というより感謝するようになると、ココロが元気になるのかもしれない。
それを確信させてくれたのは、一通のメール。差出人の女性は仙台に住んでいる。そして、先日の地震を経験した。「ものすごく揺れて、思わず『神様、助けてください』と祈りました。今まで、『あの人があれしてくれない』とか、『私なんてどうなってもいいんだ』とか、マイナスなことばかり言ってきたけれど、『生きたい』と思いました。揺れが収まった時は、『生きてて良かった』と思いました。いつも大谷さんが言っている『生かされていることに感謝』の意味を、身をもって知りました。これからは、生きていることに感謝の気持ちを忘れずに元気に生きます」
阪神・淡路大震災を経験しただけに、その気持ちが痛いほど分かった。大好きな、奈良の神社の宮司さんがおっしゃった。「神社は願いをしにくるところじゃないよ。『誓い』をしにくるところ。そして、『誓い』を成し遂げたら、感謝の気持ちを持ってお礼をしにくるところです」
「誓い」と「感謝」。この繰り返しをしていると、なんだか元気になった気がする。その宮司さんが笑って言った。「でも、本当に日本人は『願う』のが好きだよね。人によっては、先祖のお墓にまで願っている」。そういえば私の母も、お墓に弟の受験の合格を祈っていた。私もお墓に「商売繁盛」を願ったことがある。みんな、その話を聞いて大笑いした。
「今日も、無事に過ごさせてもらってありがとう」「今日もご飯を食べることができて感謝」などと、「ありがとう」を言っているだけで、何となく「つまんないことで、ぐちぐち言っている場合じゃないよなあ」と、ココロが元気になってくる。
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| 題字・イラスト ながた かず |