年齢を超えて好奇心
ココロの元気の素のひとつが「好奇心」。何歳になっても好奇心を持っていたい。だから常に友人に、「何かおもしろい情報はない?」と聞いている。そして、教えてもらったのが、「こどもごころ製作所」という団体が主催する「クラヤミ食堂」というイベント。友人によると、「真っ暗な中で食事をするんだって。あまりの人気でチケットが手に入りにくいらしいよ」とのこと。早速、必死でチケットを手に入れて、仲間と行った。
まず入り口で目隠しされて、1人ずつ食堂に入って行く。どの席に座らされるか、隣に誰が座っているかも分からない。席に着くと「フルコースを出します」とアナウンス。目隠しのまま、目の前は真っ暗。不安から隣の人や前に座っている人たちと、一生懸命にコミュニケーションを取ろうとする。私の隣には、23歳と26歳の男性が座っていた。「大谷さんは、何歳なんですか?」「君たちより一回りは上」「えーっ、気が若いですね」。聞くと、参加しているのはほとんど20代らしい。
お酒が進み、「これ、スイカだよ」「こっちは、アナゴみたい」という料理の話題から、「どんな仕事してるんですか?」などの会話が飛び交う。何も見えない分、逆に会話がはずむ。「あれっ、私のグラスがどれか分からなくなった」「スプーン落とした!」などなど、あちこちでにぎやかな会話や笑い声。子どもの頃の肝試しを思い出した。
店を出る時もバラバラ。結局最後まで誰が隣にいたのか分からない。私も仲間も、とっても楽しかった「今日の思い出」だけが残った。大人になって忘れてしまった、こどもごころのワクワク、ドキドキを思い出させてもらった。
年齢と共に、つい、アンテナを張ることを忘れてしまう。やっぱり、いくつになっても、楽しくいろんなことに好奇心を持ち続けていたい。
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| 題字・イラスト ながた かず |